嘘をついてしまった先輩・・・
なつき
| 2006/4/26 0:37
先輩トリマーさんの事でなやんでいます。 ある日4~5ヶ月に一度来る毛玉・・・いやフェルトをまとったシーズーがきます。 いつも先輩は飼い主さんに「定期的に・・・」と話しているのですが全然聞いてくれません。 先輩はとうとう私に「この人は犬を飼う資格はないね・・・」と涙を浮かべていました。 その日はほぼバリカンだったのですが、足顔シッポは二人でブラシをしていました。 すると先輩がブラシしていた方の足がスリ負けしていました・・・ほんのり血もにじんでいました。 でも先輩は怪我はもちろん、些細なハサミの跡まで謝る人なので私から何も言わなかったのですが、飼い主さんがお迎えに来たとき先輩は飼い主さんに「こんなにいつも毛玉だから赤くなって、血までにじんでいますよ。かわいそうだと思いませんか?」と強めの口調で言うと飼い主さんはダンマリしていました。 でも帰り際飼い主さんは私に「ありがとう」と一言いって帰っていかれました。その後すぐ飼い主さんから電話があり、なんと2週間後に予約を入れられたのです!! 後から先輩におそるおそる「あれってスリ負けじゃなかったんですか?」と聞くと、 「スリ負けだよ。でも飼い主さんに毛玉のせいで血までにじませたって思って欲しくて。・・・わざとじゃないよ。」と、 でもそれから飼い主さんは2週間に一度定期的に出してくれています。 飼い主さんも「あの時はありがとう」といつも言って帰られます。 でも先輩はそのシーズーが来るたび「本当は私がやった傷なのに嘘をついて悪い事をしてしまった・・・」と落ち込んでしまいます。 なんとか元気をだして欲しいのですが、「あの行為は正解です」も違うと思うし、「やぱっり本当の事を言えばよかったですね」も、もっとおちこませるんじゃないかと思って何も言ってあげられません。 「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、それも先輩にぴったりあてはまる言葉ではないと思うので・・・ どなたか助言お願いします。先輩はってもいい人です。
チャー坊
| 2006/4/26 0:58
「嘘も方便」ですよ。 その時先輩が嘘とはいえ、キツイ口調でいわなかったら、 そのシーズーは半年に一回だけキレイになるにフェルト犬人生だったんだから。 最初に「あまりにもの毛玉でスリッカーバーンおこしてしまいました。 すみません。」って言えばよかったのかな? 確かにその飼主がくる度に良心はいたむでしょうが、 シーズーにとっては幸せなワンライフとなったわけですし、 前向きに考えましょうよ♪
muc
| 2006/4/26 11:49
なつきさん、私はそれで今回飼い主さんが理解し、改善していただけたのならよかったと思います。 その先輩もきちんと「スリ負け」を分かっていての事ですし、「嘘」というよりそうした飼い主さんにどうしても理解してもらう為の「説明の仕方」「テクニック」という考え方でいいのではないでしょうか。 もちろん「スリ負け」は気をつけてやらなければいけない事ですけどね。 その先輩には、今までの状態の事を考えれば已むを得ない説明だったし、その状況が続いていたら、皮膚病やもっと状態が悪くなっていったと思うので、本当にそのわんちゃんの為には良かったという事を話してあげて下さい。 しかし2週間に一度の定期とは極端ですね。 でもわんちゃんにとっては以前よりもいい状態に保っていただけると思いますし、とにかく理解してもらえた事が一番良かったと思いますよ。 これからもそうした飼い主さんを、少しでも減らしていけれるように頑張って下さいね。
名無しさん
| 2006/4/26 12:07
「嘘」じゃないですよ。嘘なんかじゃなくて、起こるべくして起きた出来事です。 毛玉つくった結果、スリ負けしたのだから。 で、飼い主さんも今は反省しているのだから、もう大丈夫です。 先輩に「それは嘘とは言いませんよ。」って言ってあげてはいかがでしょうか?
なつき
| 2006/4/26 20:54
実は今先輩にこのみなさんからのメールを見ていただきました。 私から説明はどうもうまく伝えられない気がして、ましては後輩なので立場上言ってるとも思われたらと思い、私だけじゃなくみんながそう思ってるってわかってもらえるんじゃないかと仕事のあとうちに寄ってもらい、さっきまで見ていました。 なんだか先輩の表情もみなさんのコメントでやわらかくなった気がしました・・・みなさんありがとうございます。 真剣に画面をみつめてる先輩が今でも目にうかびます。 ひとつのテクニック・・・そうですね。今回の先輩にぴったりだと思います。 もちろん、安易にやってはいけない事ですが、先輩にも、そしてなぜか私にも暖かいコメントありがとうございます。 感謝いたします。
かこ
| 2006/4/26 21:18
なつきさんこんばんわ~。 とても感動しました..というのは.先輩となつきさんの気持ちの繋がり が素晴らしいと思いましたね。 毛玉の作っている犬に対して..可哀想と涙を浮かべる先輩と.. その気持ちが同じ様に感じて..ひとつの作業をし合うという関係。 犬が好きで入った道で忘れてはならない犬の気持ちになって仕事を することですよね。 そして単に「貴女がしたのでしょ..」と責任転換をするお客様もいらっしゃる中で..トリマーは嫌われる事と来られなくなる事を恐れてなかなか 言えない事でも犬の気持ちを察して言われた先輩の勇気です。 スリッカーバンを起こしてしまいましたと言えば..また毛玉を平気で 作って来られるでしょう..。 それをあえてはっきり事実の毛玉を作るから血がにじむ結果を作って しまうのだとお話ししました。 毛玉がなければこの様な結果にはならなかった事は事実ですよね。 お客様が犬のその部分がどうあれ..先輩のその犬に対しての 思いやりの気持ちが通じたのだと思います。 そしてなつきさんも先輩の気持ちや日ごろの犬に対しての考え方が 先輩と同じだから..素直に受け入れられたのだと思うんですね。 何がともあれ..そのわんちゃんがとても快適に過ごせているのですから何よりです。結果として先輩のおっしゃった言葉は正解だと思います。 感服しました!! 素晴らしい先輩ですよ~。 なつきさんは良き先輩にめぐり会えて本当に良かったですね。
なつき
| 2006/4/26 22:52
ありがとうございます。 先輩はすごく人としても尊敬しています。それが誰かに伝わったのがうれしかったです。 でも先輩は「こんな事見習っちゃだめだよ」と笑っていってました。 「はい」と言いましたが、きっと私はこの先輩を見習ってこんな人になっていきたいなぁと思ったのです。 みなさんのコメントも先輩の励みになったでしょう。 さっきメールで「ありがとう。そしてコメントくれた方々にもお礼を・・・」と 先輩の代人として改めて御礼させていただきます。 励ましていただきどうもありがとうございます。 明日からまた先輩の背中を見ながら頑張ろうっと!
名無しさん
| 2006/4/27 1:31
先輩も素晴らしいけど、なつきさんも素晴らしい後輩&人ですよっ!!感動しました!頑張ってくださいね!!
名無しさん
| 2006/4/27 11:30
きっとなつきさんが働いているところはすてきなお店でしょうね! なつきさんやなつきさんの先輩の人やワンコを想う優しさが伝わってきました。 私もそうゆうトリマーになりたいです!