毎年、東京ビッグサイトで開催されるJKCトリミング競技大会への出場枠をかけて、7月25日(土)、SJDドッググルーミングスクール大宮校にて渋谷校と大宮校合同の「校内トリミング競技大会」が開催されました。汗も噴き出る暑い中、未来のトリマーさん達によるアツイ戦いが繰り広げられました。今回はその様子をレポートします。
まずは、SJDドッググルーミングスクールの鈴木雅実代表による犬種学セミナーです。
皆さん真剣なまなざしで鈴木代表の講義を聞いています。
本日はシーズーとプードルの顔カットを中心に説明されています。
シーズーの顔のポイントは頬骨を上に持ちあげるようカットすると、笑顔のようで可愛くなるそうです。
愛されカットをするにはどうすれば良いか?それは各々のワンちゃんの可愛さを最大限に引き出す事が大切。テクニックはもちろん重要だけど、心構えの部分を注意することにより、ひとつ飛び抜けたトリマーさんになれのだと鈴木代表のお言葉。
プードルのカットはマズルをどう作るかがポイント。頭とマズルのバランスはマズルを少し狭くすると可愛く見えるそうです。
「完成形はどのタイミングをイメージするべきか・・」というお話では
お客様に、カット後のワンちゃんをお返しする瞬間が最良の状態ではなく、お客様とワンちゃんがおうちに帰り、ワンちゃんが飛んだり跳ねたり、おなかを出して寝ているような状態(リラックス状態)でも可愛く見えるトリミングが理想なのだそうです。
さぁ午後からは、校内合同のトリミング競技会です。競技時間は実際の競技会と同じ2時間です。審査員は鈴木代表が務められます。
皆さん緊張の面持ちでクリッピングしていきます。普段通りの実力を存分に発揮してください!
目線もきちんと下げてフットラインをカット。学生らしい基本に忠実な姿勢ですね!
競技時間も残り30分、ラストスパートに入りました!序盤は緊張の入り混じっていた表情も、心なしか迷いも消えて真剣な表情に皆さん変わってきました。
競技終了です!皆さんお疲れ様でした!
ワンちゃんもお疲れ様でした(;^-^A``
鈴木代表が一頭一頭、コームを入れて審査をしていきます。
いよいよ入賞者の発表!と、その前に・・鈴木代表による総評がありました。
・全体的にシザーはよく動いていた。
・ただし、毛を落とすのがシザーの仕事。動きがよくても毛が落ちていなければ切れてないのと同じ
・後肢のスロープやアンギュレーションの表現をもう少し大事に
・ミドルパートと四肢のメリハリ。陰影を付けて立体感が欲しかった。
・全体的な立体感とシンメトリー(とくにクラウンの立ち上がり方)には気をつけて欲しい。
とのお話でした。
また、今回入賞6名を選んだが、一長一短であまり大差はなかったとのこと。もっと飛び抜けた方がいるかと期待したと、なかなかの厳しいコメントでした。もっともっと上を目指して頑張らねば!と、生徒さんも気持ちが引き締まったことでしょう。
技術賞はこちらの3名です。おめでとうございます!
優秀賞は右の2名、最優秀賞は大宮校の左の方です!
おめでとうございます!!
最後に・・・渋谷校と大宮校の合同で開催された競技会でしたが、事前にバツゲームが用意されていました。負けた学校の方の先生が「ゴムパッチン」を受けなければなりません。。
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大宮校の生徒さんが最優秀賞に選ばれたという事で、罰ゲームは渋谷校の先生に決定です。
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体を張っていらっしゃいますね。コントのようなリアクションでした(苦笑)
さて、競技会の選抜メンバーの調整などはこれからが本番だと思いますが、本部大会に向けて頑張ってくださいね、お疲れ様でした!