2014年6月26日(木) 東京浅草のエリールにて「テリアセミナー」が開催されました。主催:BUBBLES DOG INTERNATIONAL inc.
第一部は太刀掛孔美先生による「ケリーブルーテリアのショートリム」、第二部は小林敏夫先生による「ミニチュアシュナウザーのショートリム&ペットクリップ」です。
まずは第一部のレポートから。
講師の太刀掛先生は、現在サンフランシスコのグルーミングショップで勤務する傍ら、ドッグショーやグルーミングコンテストでトップ争いを繰り広げているトップグルーマーです。2009年のSuper Zoo(ラスベガス)にてケリーブルーテリアでエントリー、各クラスのNo.1の中でのさらにNo.1である「Best in Show」を獲得するなどケリーブルーテリアのスペシャリストです。
まず耳のクリッピングから、続いて足裏をクリッピングし、足先を作っていきます。顔は1.5~2mmの刃を使い耳の前から喉の下辺りまで逆剃りします。
クリッパーでの作業がある程度終了したら、シザーでカットしていきます。まずは足まわりから。足を作る際は「まっすぐ立っているようにカット」すること。完全な円柱ではなく少し四角い肢を作ると良いそうです。後肢の足まわりは、飛節をなるべく短く低く作ること。飛節から足先までの形はカップ状のイメージで。
背線は短く水平になるように。尾付きは高く見せるように表現。寛骨のラインはプードルに似ています。約30度
下腿は長く見えるように。ケリーブルーテリアはシングルトラックなので内股は「ハの字」を意識して作る。
後部がある程度完成したら、前胸を作ります。クリッパーラインにシザーを入れてラインを強調。前胸ができたらそのまま肩のカットへ移行
肩を作ってから後部を作る。その際、肩とお尻の幅同じ比率になるようにカット。お尻は刈り込みすぎず■を作るイメージで。
横腹は張った肋骨を表現するために周りを削るようにカットします。ウエストはタックアップの前に持ってくる。
前肢を仕上げます。どの方向から見ても上腕からまっすぐ足先に繋がるようにカットします。
アンダーライン→タックアップ→スタイフルと仕上げていきます。膝はウエストにつながるようにカット。膝から下は緩やかなカーブで
ボディが完成したら頭部をカットします。眉骨より後ろは平らになるようにスキバサミでカット。眉毛はすだれのように目をカバーするイメージで薄く残す。髭は広がらないようにスキながら仕上げる。
最後にネックとボディをつなげたらボディのコートのウォーブを表現するために、手足と顔を除いたボディにまんべんなくスプレーして仕上げのカットに入ります。
フィニッシュ♪
第2部は「ミニチュアシュナウザーに携わり40年」という日本のトップシュナウザーグルーマーとして国内外で多く活躍されている小林先生です。
著書に「ミニチュアシュナウザーのグルーミング」(緑書房ペットライフ社出版)をはじめ多くのMシュナウザーの専門書を手がけられています。
今回は、ショークリップとペットクリップの2種類のスタイルを2名のトリマーさんが同時に仕上げていき、小林先生が解説していきます。
まずはシュナの歴史や小林先生の原点についてのお話から。深くその犬種に携わっているからこそのお話は非常に興味深いものでした。Mシュナウザーの歴史・カットスタイルの確立・道具の進化やナイフの使い方など
トリミングナイフが無かった時代はノコギリの刃の部分を適当な長さに切って包帯を巻いてナイフにしていたそうです。
まずはクリッピングから
クリッピングが終了したら、ナイフに持ち替えてストリッピングを行います。
こちらはペットクリップのモデル犬です。少し抜いた後に2mmのバリカンを入れていきます。
ボディが終わったら手足を整えます。
こちらのモデル犬も同様に手足をカットします。
後半からはさらに2頭のモデル犬が登場し、それぞれの犬体の違いを比較しながら解説。
Mシュナウザーの特徴であるマユゲのカット
フィニッシュ♪
講師の太刀掛先生は、現在サンフランシスコのグルーミングショップで勤務する傍ら、ドッグショーやグルーミングコンテストでトップ争いを繰り広げているトップグルーマーです。2009年のSuper Zoo(ラスベガス)にてケリーブルーテリアでエントリー、各クラスのNo.1の中でのさらにNo.1である「Best in Show」を獲得するなどケリーブルーテリアのスペシャリストです。
まず耳のクリッピングから、続いて足裏をクリッピングし、足先を作っていきます。顔は1.5~2mmの刃を使い耳の前から喉の下辺りまで逆剃りします。
クリッパーでの作業がある程度終了したら、シザーでカットしていきます。まずは足まわりから。足を作る際は「まっすぐ立っているようにカット」すること。完全な円柱ではなく少し四角い肢を作ると良いそうです。後肢の足まわりは、飛節をなるべく短く低く作ること。飛節から足先までの形はカップ状のイメージで。
背線は短く水平になるように。尾付きは高く見せるように表現。寛骨のラインはプードルに似ています。約30度
下腿は長く見えるように。ケリーブルーテリアはシングルトラックなので内股は「ハの字」を意識して作る。
後部がある程度完成したら、前胸を作ります。クリッパーラインにシザーを入れてラインを強調。前胸ができたらそのまま肩のカットへ移行
肩を作ってから後部を作る。その際、肩とお尻の幅同じ比率になるようにカット。お尻は刈り込みすぎず■を作るイメージで。
横腹は張った肋骨を表現するために周りを削るようにカットします。ウエストはタックアップの前に持ってくる。
前肢を仕上げます。どの方向から見ても上腕からまっすぐ足先に繋がるようにカットします。
アンダーライン→タックアップ→スタイフルと仕上げていきます。膝はウエストにつながるようにカット。膝から下は緩やかなカーブで
ボディが完成したら頭部をカットします。眉骨より後ろは平らになるようにスキバサミでカット。眉毛はすだれのように目をカバーするイメージで薄く残す。髭は広がらないようにスキながら仕上げる。
最後にネックとボディをつなげたらボディのコートのウォーブを表現するために、手足と顔を除いたボディにまんべんなくスプレーして仕上げのカットに入ります。
フィニッシュ♪
第2部は「ミニチュアシュナウザーに携わり40年」という日本のトップシュナウザーグルーマーとして国内外で多く活躍されている小林先生です。
著書に「ミニチュアシュナウザーのグルーミング」(緑書房ペットライフ社出版)をはじめ多くのMシュナウザーの専門書を手がけられています。
今回は、ショークリップとペットクリップの2種類のスタイルを2名のトリマーさんが同時に仕上げていき、小林先生が解説していきます。
まずはシュナの歴史や小林先生の原点についてのお話から。深くその犬種に携わっているからこそのお話は非常に興味深いものでした。Mシュナウザーの歴史・カットスタイルの確立・道具の進化やナイフの使い方など
トリミングナイフが無かった時代はノコギリの刃の部分を適当な長さに切って包帯を巻いてナイフにしていたそうです。
まずはクリッピングから
クリッピングが終了したら、ナイフに持ち替えてストリッピングを行います。
こちらはペットクリップのモデル犬です。少し抜いた後に2mmのバリカンを入れていきます。
ボディが終わったら手足を整えます。
こちらのモデル犬も同様に手足をカットします。
後半からはさらに2頭のモデル犬が登場し、それぞれの犬体の違いを比較しながら解説。
Mシュナウザーの特徴であるマユゲのカット
フィニッシュ♪