Re: 友達が失明しました。

私もかつてオールドに噛まれ、左の小指の爪から先を食いちぎられて、薬指はが90度に曲がったまま、伸びなくなってしまいました。 いつも、口輪を自宅からして来店だったのですが、何かの拍子で取れてしまいました。担当していた私の責任です。 その子は、テーブルから飛び降り、ドアのほうへ走りました。私は、リードを必死につかもうとした時、テーブルに足を引っ掛けて転んでしまったんです。その子は、私に向かって来て、肩と腕を噛みました。手がしびれて、リードを離してしまいました。そして、こともあろうか、来ていた犬のテーブルへ。他の子に何かあってはと、私も必死でした。よく覚えていません。他の子を抱き上げたトリマーを追いかけていったので、私は、その子の背中にしがみつきました。その間に、ほかのスタッフに、全ての犬をトリミング室から出すように指示し、私は、トリミング室の鍵を閉めたんです。 あとは、テーブルを立てて、自分の身を守ることで精一杯でした。テーブルでその子と争っている時、指を食いちぎられたようですが、体中が痛くて、気づかないほどでした。飼い主さんが来られたので、ドアを開け、終わりました。 オーナーと飼い主さんと私とで話し合いを持ちました。私が、毎回、担当していたので、私に責任があります。初めてのときより、気を抜いていたのは事実です。 オーナーは、休んでいる間（1か月）のお給料を保証してくれました。その後、トリミングはできず、1ヶ月は、接客と雑用しかできなかったのですが、トリマーチーフのお給料を頂いていました。 病院代は、オーナーです。飼い主さんからは、お断りしたのですが、お見舞いと言う形で、10万円頂きました。 そのお店には、その後3年くらい勤めました。本当に、良くしていただき、独立の際、大きな力になっていただき、感謝しています。 そのオールドは、誰にも触ることができないくらい神経質な子です。しかし、トリミングは必要です。私は、心配して電話をかけると、案の定、どこへも行っていないとのこと。それから、また来ていただきました。お父さんと一緒にトリミングしていました。やめる前に、他界してしまったので、私の責任は果たせたと思っております。 「たかが指の1本や2本、大丈夫」とみんなには言いましたが、大変です。握力が、半分以下になったように、力が入らないんです。顔を保定するのが、大変なんです。嫌がる子に時間がかかってしまいます。暴れる子やウロウロする子のトリミングは、つかれきってしまいます。 片方の視力だけでは、きっと、無理だと思います。遠近感がなくなりますから。彼女が一番分かると思います。 私の知り合いの方は、トリミング中、顔を噛まれ、大きな傷が残りましたが、飼い主さんもオーナーも、「仕方がないだろう」という冷たい対応でした。彼女は、許せず、弁護士に相談しましたが、負けました。 色んな状況が考えられます。法律は、感情論ではなく、本当にシビアだと思い知らされました。