2019年2月29日、30日に東京ビッグサイトにて「JKC 第38回2019トリミング競技大会」が開催されました。この競技大会は「ブロックの部」と「養成機関の部」があり、今回レポートする「ブロックの部」は全国で開催された予選競技会を勝ち抜いたトリマーたちが出場し、テクニックを競い合いました。今年は119名のトリマーが出場しました。
JKCの競技は自身が用意した2カ月以上カットしていないモデル犬を2時間以内でカットします。2か月というとけっこう毛が伸びた状態ですよね。そこから形を作り出すには高度な技術が必要となります。
手慣れている方じゃないと時間的にも余裕はありません。いかに手早く作業を進め、理想とする美しさを表現できるかが競技会で入賞する鍵になります。
綺麗にカットをすることも大切ですが、道具の扱い方やトリマーの姿勢・態度、犬のコンディションも重要になってきますので、出場しているトリマーさん達は細部に至るまで気が抜けません。
モデル犬はプードルが圧倒的に多いのですが、シュナウザーやビションフリーゼも良く見かけます。ベドリントンテリアやワイヤーフォックステリアも見かけました。
出場者は、A組、B組、C組、D組に分かれて競技を行います。入賞は各組別にそれぞれ、「最優秀技術賞」「優秀技術賞」「技術賞」が付与されます。
最優秀技術賞は各組から1名ずつ(計4名)選ばれ、その中から更に優れた者に理事長賞(本大会日本一)が与えられます。
競技中のトリマーさんは真剣そのもの。毎年取材していますが、いつも緊張感が漂います。
2時間の競技時間が終了し審査結果が発表されます。まずはD組の「技術賞」を受賞された方々です。
そして、D組の「最優秀技術賞」「優秀技術賞」を受賞された方々です。
D組の「最優秀技術賞」は、坂本若菜さん(東北ブロック)
続いてはC組の「技術賞」を受賞された方々です。
C組の「最優秀技術賞」「優秀技術賞」を受賞された方々です。
C組の「最優秀技術賞」は、工藤沙弓さん(東北ブロック)
B組の「技術賞」を受賞された方々です。
B組の「最優秀技術賞」「優秀技術賞」を受賞された方々です。
B組の「最優秀技術賞」は 野上佳耶子さん(東京ブロック)
A組の「技術賞」を受賞された方々です。
A組の「最優秀技術賞」「優秀技術賞」を受賞された方々です。
A組の「最優秀技術賞」は 濱田良江 さん(北陸甲信越ブロック)
そして全国各地の予選から勝ち抜いてきた119名の中から栄えある理事長賞に選ばれたのは・・
「A組」の濱田良江 さんでした!
なんと7回目の出場で、ついに最高の栄誉である理事長賞の獲得です。
第36回・37回と連続でA組の優秀技術賞だった濱田さん。
過去の大会の悔しさをバネに頑張り、喜びも格別だったのではないでしょうか。