~前回の、FUN PLACEさん訪問レポート<前半>に続いて、今回はFUN PLECEさん訪問レポート<後半>になります!~
金原さん:
ーどういう人材を求めていらっしゃいますか?
技術的なスキルを望んでも技術があるからといっていい人材とは限りません。目標にむかって、きちっと努力できるか、こちらの伝えたいことを素直に聞き入れることができるか?
自分の利益よりも他人の利益を考えられるか?などを重視しています。
ー新人採用は一からの教育となり、即戦力となる中途採用だと色々な知識や技術が入っていると思われますが、どのように教育されているのですか?
中途採用だと以前働いていたお店のやり方のクセもあると思いますが、基本は会社のやり方に沿ってやってもらいます。
ですが、トリミングには明確な答えはないと思うので、会社にとっての正解を押し付けてはいません。
正解はお客様の声にあり、お客様に喜びの声をいただき、リピートしてもらえればそれは一つの正解だと考えています。逆に、「ここはもっと短くしてほしい」と言われてしまったら、自分のトリミングは不正解だったとなります。
ただ、新人採用であっても、中途採用であっても、良いものは良い、悪いものは悪いとはっきりと伝えています。こうだからいけなかったんだよとしっかり説明してあげるようにしています。
ー普段のトリミング業務ではどのような事を意識されていますか?
現場レベルでは、「無理のないトリミング」を意識しています。犬ってトリミングは基本嫌いですが、「前のお店は入るのを躊躇して嫌がったんだけど、ここのお店は喜んで入るのよね・・」とお客様から言われることが多いです。それは多分、トリミングを嫌がる子だから押し付けて無理矢理やるのではなく、その子に合わせたトリミングをやってあげられているから犬もリラックスして来てくれるのだと思います。
このような方針は「FUNPLACEの約束」という形で明文化して飼い主様にもお伝えしています。
トリマーも「犬は物じゃない」と言いながらも、知らず知らず力が入ってしまっている人が多いです。犬の扱い方だったり、道具の使い方だったり。
“嫌がる子にはできる範囲でやらせていただきます。”というご了承をいただいたうえでやらせてもらっています。保定をしても大暴れやチアノーゼになるぐらいなら中止しますね。チアノーゼはともかく、暴れる子の場合、中止する境界線は難しいですけどね。
犬が暴れてイライラすることがあると思いますが、「自分のやり方が悪いって考えられるのも一つの手だよね」とスタッフに話をすることもあります。
ー金原さんの経歴
現在は採用を担当されているそうですが・・トリミングも指導されているそうですね。元々はトリマーさんですか?
はい、名古屋の専門学校を卒業して、地元の動物病院に4年ほど務めました。
トリマーとして働きながら、やはり動物病院というロケーションだったので「動物看護士」の資格を取りました。その後、名古屋ロイヤルグルーミング学院という学校へ通いました。
ーまた学校へ通われたのですか?
元々「教える仕事・人を育てる仕事」に興味があり、仕事にしたいと思っていたのですが、トリミングを教えるにも、トリミングに対して深い知識がないと教えられないですよね。
感覚的ではなく論理的に教えるために、ドッグショーで活躍されているトリマーのいる学校で学びなおしました。
そのトリマーさんの「犬も生き物であり、だから感情や個性がそれぞれにある」という話を聞き、それから「犬の感情や個性」を強く意識したトリミングをするようになりましたね。
ー卒業と同時にFUNPLACEに入社されたのですか?
お店を選んだきっかけは、地元が田舎なので近場に職場がなかったのもあったのですが・・そんな時に、西尾のシャオ店でマネージャーを募集していて、もともと人を育てるのが好きだったので応募しました。
そのあと南安城店の立ち上げに参加し、店長として勤務しながら、去年より本部の仕事も兼任しています。
ー入社していきなりのシャオ店の立ち上げは大変だったのでは?
やりたくて参加していたし、立ち上げは重大な任務で責任もあったので「やるしかない」という気持ちでした。オープン当初は、商業施設に入っているのもあって、近隣のサロンや動物病院から「閑古鳥がないている」と変な噂を流されたり、耳にすることもありました。ですが、そのおかげで負けず嫌いに火が付き、前年比の300%を売り上げることに成功しました。
次に1Fのお店を取材させてもらいました。
レジシステムはもちろんITされています。
店内は物販とトリミング室にわかれており、トリミング室では2人のトリマーさんがカット中でした。2人とも去年の4月に入社した同期とのこと。
水谷さんはNCA 名古屋コミュニケーションアート専門学校を卒業後、入社。このお店に応募したきっかけはお店の中がよく見える作りで印象が良かったからだとか。
金原さんは良い点も悪い点もしっかり丁寧に指導していただけるのでとても励みになるそうです。
ちなみに社長の印象を聞いたところ、面接のときに初めてお会いし、緊張していてほとんど覚えていないですが、気さくでとても話やすい人です。とのことでした。
坂場さんはFUNPLACEでは初の男性トリマー
昔、家族で犬を飼っていて、中学生の頃には「犬に関わる仕事に就きたい」と思っていました。専門学校セントラルトリミングアカデミーを卒業後、求職中にFUNPLACEの求人を見つけたのがけっかけなのだとか。
人材育成に力を入れているところ、福利厚生がしっかりしている点など、他のお店よりもしっかりとしたコンセプトに魅力を感じてここに応募しました。
就職してからはすぐにカットの練習もさせてもらえて技術も学校卒業時に比べるとかなりアップしたなと実感しています。というお話でした。
取材時は頭部のシンメトリーやバリカンの入れ方、パットのカットなどの話をされていました。お客様の要望に沿っているトリミングかどうか・・はもちろん大事です。ただ、なるべくそのトリマーが作ったスタイルを私の形にしてしまわないで、トリマー達のオリジナルな部分も残してあげるようにしています。
ちなみに、
お店の前にはウッドチップのドッグランがありました。セントバーナードがお昼寝中でしたが、カメラを向けるとこちらを興味津々に見ていました。起こしてしまってごめんなさい。
皆さんお忙しい中、丁寧にご対応いただきありがとうございました。
今回取材して「トリマーの個性を活かしたトリミング」というキーワードが特に印象的でした。牧野社長から「人材育成を徹底的にこだわっている」というお話がありましたが、トリマーをきちっと指導してくれる方や会社のバックアップがあってとても素晴らしいと思いました。
そして、ITの技術を積極的に取り入れてお店の運営されているというのも特徴だなと思いました。
そんなFUNPLACEさんですが求人等ご興味のある方は検討されてみてはいかがでしょうか?
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