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FUN PLACEさん訪問レポート<前半>

カテゴリ : 
レポート
執筆 : 
staff 2018/4/26 12:00 閲覧 (13019)


トリマージェイピーの求人募集ページを普段からご覧になっている方・・たまに出現する女子高校生が写っている画像が気になって一度はクリックしたことありませんか?
そう、↓この画像です。。。



このシーンだけ見ると「なんで女子高校生!?この決めポーズは!?」ってなるのですが・・これは愛知県にある株式会社FUN PLACEさんのプロモーション動画のワンシーンになります。YouTubeから視聴可能なので一度ご覧いただくと分かりやすいです。



ざっくり内容の説明すると・・女子高校生がトリマーを目指してペット系専門学校に通い、そして株式会社FUN PLACEに就職し、トリマーとして成長していく・・という壮大なストーリーになっています。ポカリスウェットのCM「踊る〇〇〇」篇みたいなダンスシーンが織り交ぜられているのでみんなポーズがキマっているのですね。

動画でのプロモーションなんて珍しいな~とずっと気になっていました。そんな時に、先日取材した「国内最大級の譲渡会「ブレーメンパーク」~殺処分ゼロを目指して~ レポート」がきっかけで、今回FUN PLACEさんを訪れることになりましたのでレポートします。



※記事中に登場するトレーラーハウスはFUN PLACEさんの製品です。


さっそくFUN PLACE南安城店のある愛知県の安城市へ向かいました。名古屋駅から電車で約40分。安城駅に到着。駅から徒歩圏内でしたので散策しながら歩いて向かっていると・・・おっ!こんな場所に目的のお店の名前発見!



さらに進むこと10分...今回の目的地であるFUN PLACE南安城店に到着です。
コーポレートカラーのさわやかなグリーンが印象的な建物です。1Fはトリミングサロン、2Fは本部オフィスになっていました。

まずは代表の牧野社長と対談です。



こちらが株式会社FUN PLACEの牧野社長です。あれ、、イメージがちょっと違う。
ホームページで見つけたプロフィール画像はこんな感じだったのですが・・



気を取り直して、、、ここからは対談式でレポートしますね。

ー 牧野さんの経歴を拝見すると、元々は金融関係、次に抗がん剤などの製薬会社、さらには大前研一氏が運営するビジネススクールを卒業されて、ペット事業で起業されていますね。なぜペット業界で起業されようと思われたのですか?

牧野氏:
誰にお会いしても「なんで犬なんですか?」と聞かれますね。そのギャップがあるから面白いでしょう?(笑)
まず金融をやっていたのは「人間にはお金が必要」だと考えたからです。でもお金があっても健康が大事でしょう?だから製薬会社で8年勤めました。その後、MBA(経営管理修士)を取得するため、大前研一氏のビジネス・ブレークスルー大学大学院に通いました。

ー そこからどうしてペットへ?

元々犬を3匹飼っており、日頃からペットサロンに連れて行くことがありました。もうひとつは、現在日本で少子高齢化が進んできていることを考えた時に、ITやAIが進んだとしても「人とペット」のつながりは今後も続くと考えたからです。
また、学生時代に大前氏に起業のことで相談した際に、「起業する事業にマーケット(一兆円以上)あるのか?」「マーケットにイノベーションは起こせるのか?」「自分の強みを生かせるのか?」という三点を問われました。自分の中ではどれもクリアできるテーマだと確信したので起業することにしました。

ーペットサロンに特化されていますね?それはなぜですか?

ペット業界で、外部投資家から支援を頂く場合に生体はNGですし、ペットホテルもそれなりにリスクが高いかなと。「飼い主様とその愛犬に対して快適な暮らしを提供する」というのを目標にしたときに、ペットの美容だけでも十分に達成できると思い、ペットサロン事業に特化しようと決めました。

ー そういえば今回牧野さんにお会いするきっかけは、ブレーメンパークの会場に停めてあったトレーラーハウスでした。現在は展示会や譲渡会でレンタルされているそうですが、以前はトリミング用のトレーラーハウスだったそうですね。



はい、元々はトリミング用でした。トレーラーハウスに関しては金融をやっているときに独立開業する方を沢山見てきたのですが

(1)お店を作る →(2)人を採用する →(3)お客様をお店に連れてくる(集客)

この一連の流れの中で、閉店や倒産するお店や会社も多かったです。
理由として、ロケーション(出店場所)の問題は大きな要因だと考えていました。だから、サービス業をやるんだったら、お店を作ってお客を集めるのではなく、お客が集まっている所にお店を出すという発想で、かつ合法的にやろうと思ったらどうしたらよいか・・というテーマをずっと研究した結果、「ナンバー付トレーラーハウス」に行きついたというわけです。「人が集まる商業施設に後からお店を持っていく」というスタイルですね。

ー 商業施設のテナントに入るのとは違うものでしょうか?

そういう考えもあると思いますが、その場合はどうしてもその施設のルールに縛られてしまう。例えば営業時間だったり、レジの設定だったり。それにペットを扱うとなると、テナントの場所まで制限されてしまいますよね。
そんな感じでトレーラーハウスを自分で作って、自分で運営していたら他の方からも作って欲しいと声をかけていただき新しい事業として今に至っています。
現在はトリミングサロンとしての役目を終えて、レンタルトレーラーハウスとしての可能性を探っています。

ー ブレーメンパークの際は愛知から運んだのですか?

そうです。幕張メッセで開催されたブレーメンパークでは譲渡会の面会場所としてご利用いただきました。そのあと、同じ会場でキャンピングカー&トレーラーハウスショーが開催されたのですが、その時はペット用のフォトブースとしてご利用いただきました。



↑ 最近では熊本の保護動物譲渡会プロジェクトより依頼を受けて2号機が完成したそうです。今後はこのトレーラーを会場とした譲渡会を開催していく予定なのだとか。(クーラー完備で夏の暑さ対策と防音対策そして機動力もバッチリですね)

■ジョートフル熊本 ホームページ■



>>FUN PLACE のトレーラー事業「TOREHA(トレハ)」公式ページ
>>FUN PLACE のトレーラー事業「TOREHA(トレハ)」公式ページ


ー 話は代わりますが、FUN PLACE では顧客管理やレジなど様々なところでITを活用されているそうですね。

はい、例えば社内における伝達のロスや情報格差を無くすためにSalesforce社の「社内情報共有SNS(Chatter)」を使っています。アプリをスマホにインストールすると、業務中はいつでもチェックが可能です。私だけでなく、IDをもつスタッフ達が(自分のお店だけでなく)グループ店全体の情報(会社内の情報、飼い主様から頂いた言葉など)をリアルタイムに発信・共有できるようになっています。



社内情報共有SNS(Chatter)

また顧客管理については、紙のカルテは紛失や焼失のリスクがあるので開業当初からSalesforce社のシステムを利用してクラウド化しています。レジも当たり前にITを使わないといけない時代だから、POSレジを使って合理化できるところは合理化していますね。データの分析にもこれらのシステムは欠かせません。


Salesforce社のYouTubeチャンネルにFUN PLACEさんの導入事例PVがありましたのでチェックしてみてください。↓



ただ、いくらITを駆使して、顧客のデータベースがあるといっても、実店舗がなければ活用できないですよね。今後 ITやAIといったテクノロジーが進歩しても、接客やトリミングをするトリマーが最後のキーになると考えています。


ー ありがとうございます。それでは次に人材面のお話を伺います。

人の手じゃなきゃダメなところ(トリミングを含めて)がこれからのサロンの勝負どころになると思います。なので、当社としては「人材育成」に徹底的にこだわっています。
今はなかなか人手不足で厳しい環境だとは思いますが、新卒であっても中途であっても「あのお店で働いてみたい」と思ってもらえるように努力したいですね。
良い人間を欲しいと思っても今の世の中はなかなか取れないので、結局自分で育てるしかないよね

責任感のある仕事のレベルで報酬が分かれます。
指名制だと個が強くなり店舗としてバラけてしまいます。個人よりもチーム(一つのお店は一つのチーム)で対応するのがFUNPLACE流なのだとか。
良い人材がいれば、全国展開に向けて出店していきたいので「人材」は引き続き重要なテーマとしてとらえています。

更に詳しい内容は採用担当の金原が対応します。


FUN PLACEさん訪問レポート<後半>に続きます!~
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