2015年11月4日(水)、ハッピー*トリマー主催のトリミングセミナーがアリミノビルB1ホール(東京都高田馬場)にて開催されました。
第13回となった今回のセミナーは国内外で活躍中のプロハンドラー・露木浩先生&見市香緒先生を講師に迎え、「テリア」をテーマにしたとても実践的なトリミングの解説をしていきます!
ここのところ人気急上昇中のテリアにはトリマーさんの関心も高く、会場は多くのトリマーさんたちで埋め尽くされています。
第1部 ワイヤーから始める「テリアのトリミング」
第1部では露木浩先生によるワイヤーフォックステリアのトリミングセミナーです。最初にテリアの歴史や種類を動画による説明を交えながら解説して頂きました。ワイヤーフォックステリアは元々英国の貴族の間で遊猟として改良されたそうです。
こちらはDOGOLD -privata- オーナーの高日大照さん。つい先日公開生取材(第9回エースアンドエースペット用品フェア)させて頂きましたが今回はヘルプトリマーとして参加しています。
毛を抜く言葉として「プラッキング」、「ストリッピング」とありますが、元々は英国で「プラッキング」という言葉が使われていたそうです。それが米国に渡り「ストリッピング」が一般的になったそう。勉強になります!
テリアのトリミングは単に毛を抜く事ではなく毛を育てていくことが重要。12週かけて育てていく事を意識して、毛を育てながら形を整えて行きましょうとの事です。
高日さんの手によってブレンディングされていきます。
ワイヤーフォックステリアはブリードスタンダードに近づけることが大事だそうです。また、現場のトリマーさんにとって歴史を学ぶことはとても重要。ハイブリッドのワンちゃんがお店に来た時に「元々はこういう犬だったんですよ」とお客様に言えるようにしましょう。
ワイヤーフォックステリアのトリミング技術はテリアの基本であり、また毛を育てる技術は他の犬種にも応用できます。是非トリマーの皆さんはワイヤーフォックステリアにチャレンジしてみましょう!
第2部 ジャックのキホン~絶対使える応用テクニック
第2部は見市香緒先生によるジャックラッセルテリアのセミナーです。
うるさいとか、性格が荒っぽいとか、あまりいい印象のない犬種かもしれませんがホントのところはどうなのでしょう・・・?実際には温厚な子がとても多いそうで、会場にいた子もとてもおとなしい子でした。
見市先生の講義の傍らで露木先生がジャックラッセルテリアをトリミングしていきます。ジャックラッセルテリアはワイヤーに比べて3分の1の時間でできるそうです。ビギナーでもとてもやりやすい犬種だそうですよ!
ホントにおとなしくトリミングを受けてます。控室にいた間も、鳴き声などまるっきり聞こえてきませんでした。
すきバサミでアウトラインをはっきりさせていきます。はさみは歯が薄い方がラインを取りやすいとの事です。
完成です!美しい仕上がりですね!
イベントの最後は抽選大会がありました。
メーカーさんから豪華な賞品が用意され、会場も大盛り上がりでした!