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トリミングセミナー2014 in 東京 1日目

カテゴリ : 
イベント紹介
執筆 : 
staff 2014/6/20 14:00 閲覧 (23867)


2014年6月11日(水)・12日(木)アリミノビルB1ホールで株式会社インターズー主催『トリミングセミナー2014 in 東京』が開催されました。
毎年多くの参加者で賑わうこのイベントですが、今年はシーズーやビション、プードルなどの人気犬種から、Aコッカー、ポメラニアン、ジャイアントシュナウザーなど普段あまり見る機会が少ないショークリップの豪華6犬種が登場しました。

この記事では1日目の様子をレポートします。

◆骨格構成からよくわかる! Aコッカーのショー・クリップ ~講師:田下政雄先生~


「◆骨格構成からよくわかる! Aコッカーのショー・クリップ」と題して、(株)インターズーから発売されている「プロが教えるベストトリミング(第4巻)」でAコッカーの監修もされているスペシャリスト田下政雄先生の講義からスタートです。



まずは骨格構成のお話。解剖学上の理想的なアメリカンコッカースパニエルの骨格はどのようなものか?をまるでプラモデルを完成させるかのごとく一つ一つ骨のパーツを足していき、「なぜパスターンの角度は20度が理想なのか」「第二頸椎の仕組みをしることで犬を抑止する方法」など興味深いお話を織り交ぜながら解説されていました。



骨格の次は、トリミングの手順やポイントをスクリーンで解説。
Aコッカーの場合、顔の長さは複雑ですよね。クリッパーで並み剃りにしたり逆剃りにしたり・・。



最後に、実際のモデル犬を使っての解説です。
プードルをやっているとクリッピング後は足周りから始めるって人が多いと思いますが、Aコッカーの場合は頭部から作るのが基本。



フルコートのAコッカーの足先(刈り上げた感じのやつ)って学校でもなかなか経験できないかもしれません。他の犬種では見かけないテクニックというか、毛を上から押さえつけてカットする手法などは本当に勉強になります。



ドォ~ン!これぞAコッカー!美しいですね。
スイニング犬種なので基本的にスキバサミでした。トップ(背線)もスキバサミでしっかりラインを出します。
首から肩にかけては時間をかけて丁寧に説明されていたように思います。コッカーの力強いネックを表現するのは簡単ではなさそうです。アンダーラインの取り方や肋骨の理想的な丸みの表現など、前半に学んだ骨格構成が理解できていないと表現できないでしょうね。奥が深い!

◆めっちゃかわいい! シー・ズーの丸顔アプローチ ~講師:生井沢里美先生(チロのアトリエ)~



昨年の同イベントから連続登場の生井沢さん。人気ですねー!
trim(vol.28)で「シー・ズーの丸顔の作り方」というコーナーがあったほどシーズーをカットを得意とされている先生です。



シーズーの毛先の流れを表したもの。プードルなどカーリー&コーテッドコートとの比較や正しく立毛させてカットするにはどうしたらよいか?という説明から。この時の説明が後のカットの際に綺麗にリンクしてきます。



スクリーンでの説明が終わると実演です。モデル犬はサクちゃん。手足を残してクリッピングしていきます。



次に手足のカットに入ります。コームの入れ方は毛の流れに逆らう「逆コーム」でおもいっきり逆立ててカットします。



ある程度、逆コームでカットができたら、今度は毛の流れにそってコームを入れる「並コーム」で整えていきます。



次にお顔のカット。耳の前の毛は最初にクリッパー1mmで取っておくと正面から見たときに丸く仕上がりやすいそうです。



汚れやすいストップ周りやまつ毛はしっかりカット。側望して頭部の丸みにつなげていきます。



輪郭を作るときはカーブシザーとスイニングをメインに使用されていました。丸く作るコツは、可能な限りトリマー自身が動いて色々な方向から丸味を作っていく!
シーズーは他の犬種に比べて顔の筋肉が動く子が多いので、声をかけて顔の筋肉の動きにも注意しながらカットすると良いそうです。


◆すぐに使える! ビション・フリーゼのペットカット ~講師:中村由美子先生(Jumi’s World)~




1日目最後の講義は、trim vol.29でビションフリーゼのペットカットを担当されていた中村由美子先生の登場です。



まずは背線にシザーを入れてからお尻やタックアップの位置を決めていきます。モコモコですね~。



タックアップの位置が決まると後肢のラインが決まるのでアンギュレーションを出しつつザックリ荒刈りしておきます。



胸はできるだけ短くカット。そのまま前足のカットへ。正面から被毛を刈り込んで、肩からのラインと前肢のラインの境を自然に見えるようにブレンディングしていきます。前肢はまっすぐつなげていきます。



ビションらしさを残すため耳のカットは顔のアンダーラインとつなげていきます。ボディとのバランスを見ながら頭部の高さを決めていきます。



完成です!
公演中は先生への質疑応答が絶えませんでした。ビションのカットだけでなく、お客様の対応方法や道具の話、海外の話など・・どんな質問に対しても的確な答えを出してくれる中村先生に会場の皆さんも興味深く聞いていらっしゃるようでした。

出店企業紹介




株式会社ドーイチ


日本ウォール株式会社


株式会社ペティエンスメディカル


株式会社ミネルヴァコーポレーション


株式会社内海


近畿製粉株式会社


株式会社ドリーム産業


東京理器株式会社



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