トリミングサロンの日常や、サロン内だけではなく外の部分で努力していることや弊社の強みなどをご紹介致します。
投稿日時 : 2018-11-15 12:48:32 (1626 ヒット)
<豪雨による被災直後の様子>
こんにちは。
Fun Place金原です。
少しずつ共有させていただいている西日本豪雨被災について。
今回は当時の様子を私たちが聞くことのできた範囲で共有させていただきたいと思います。
私たちが岡山県の真備総合公園へ訪れた日、
実はあるご夫婦と待ち合わせておりました。
それはトリミングサロンを運営されているご夫婦で、
豪雨によりご自宅とサロン両方が被災してしまいました。
お辛い中、私たちのために当時の状況を振り返り、
私たちの質問にも丁寧にお答えくださいました。
こちらは被災直後の様子。
2階建住宅の2階の天井のすぐ下まで浸水しているのが分かります。
なぜここまでになってしまったのか?
それは堤防の決壊の連鎖でした。
水位が上がり、水の流れる場所が阻まれ、
逆流をすることで更に水位が上がり決壊してしまったのです。
「バックウォーター現象」と言います。
これが数箇所で起きてしまったのです。
"浸水"という言葉だけでは、
正直ここまでになっているとは想像つきませんでした。
水も1〜2日で引くものだと思いました。
実際は膝の高さまで下がるのに4日、
完全に引くまでに1週間かかったそうです。
当時、写真のような光景を見て"笑うしかなかった"とご夫婦は言います。
「浸水して避難中は何もないから何もすることがない。なのでたまたまボートを借りることが出来たので、救助していました。」とご主人。
ご自身がたった今被災されて大変な心境の中、
周りの現実も見ることのできる心の強さ、あたたかさに感動しました。
果たして、私が同じ立場にあった場合、そのような判断が出来たでしょうか?
答えは考えても考えても分かりません、、
こちらは水が引いた後のご夫婦宅の様子。
土砂と共にあらゆるものが流されて大惨事に。
こちらが外観。
せっかくのマイホームも手のほどこしようのない状態になってしまいました。
長時間水に浸かっていたおかげで柱が腐ってしまい、
どうにもならなくなったそうです。
解体業者を呼ぶにもお金がかかるため、自身でどうにかすることに。
悲しむ暇もなく、ここから作業生活が始まります。
解体作業中の様子。
被災当時は7月。
今年は例年を超える猛暑となり、
その中で、休むこともなく解体作業をしていきます。
洋服も支援物資のものでやりくり。
十分な水もなく、
熱中症対策を促す町内放送が鳴り響き、
街中には救急車のサイレンが頻繁に鳴っていたそうです。
私たちが訪問した時点で、中は完全に骨組みの状態になっていましたが、
ここまでするのに休まず動き続けて1ヶ月かかったそうです。
街の道路の様子。
道路の両端には流されてきた瓦礫が大量に積み上げられて壁になっています。
この後、サロンの方へ案内していただき、
そちらでも当時の様子を聞かせてくださいました。
また次回の記事でお話したいと思います。
vol.1とvol.2の記事をリンクに貼っておきますので、
まだご覧になってない方がいらっしゃいましたら
是非ご覧ください。
西日本豪雨被災のためにできることvol.1
西日本豪雨被災のためにできることvol.2
金原