こんにちは、ゲストさん
ログイン新規登録クライアントトリマー

ホーム  >  トリマー通信  >  トリミング  >  ドッグビューティーパーラーコンペティション2017

ドッグビューティーパーラーコンペティション2017

カテゴリ : 
トリミング
執筆 : 
staff 2017/12/26 11:20 閲覧 (14128)

2017年12月17日、東京ビッグサイトで行われた「FCI東京インターナショナルドッグショー2017」に行って来ました。
その中で開催されたイベント【ドッグビューティパーラーコンペティション2017】のレポートをいたします。

同日に開催された「カットカーニバル2017」の様子はリンクからどうぞ。

今回初開催となる「ドッグビューティパーラーコンペティション 2017」は“全国のサロンで働くプロのトリマーの中から隠れた逸材を発掘したい”という主旨の元、開催されたペットカットコンテストです。
カットテーマを出場者自らが設け、そのテーマに沿ったカットを発表してもらうコンテストになっています。事前に東日本と西日本で行われた予選会を勝ち抜いた、各5名(計10名)で競われました。
「ドッグビューティーパーラーコンペティション東日本予選会」の様子


西日本予選を勝ち抜いた出場者5名です。
左から
・松山瑞希さん   (DogSalon Merci)
・太田恵里花さん  (DogSalon りぼん)
・村田浩樹さん   (PetSalon Dearest )
・小松美幸さん   (DogSpa Awan)
・上田安子さん   (フリー)


東日本予選を勝ち抜いた出場者5名です。
左から
・吉野晃司さん  (SHIBUYA フレンズ動物病院)
・平石祐基さん  (フレンズドッグクラブ)
・中川 亜希子さん(フリー)
・辻 愛弓さん   (DOG SALON A-ROOM)
・鈴木 智明さん (Soup spoon)


競技時間は60分、カラーリングは禁止ですが、テーマに合ったリボン、ウィックなどの装飾品は使用可能だそうです。午前から始まったコンテストですが、観覧のために用意されたイスはすぐに埋まり、立ち見の人であふれかえっています。


審査は、左から浅子審査員、渡辺審査員、永井審査員の3人が務められます。
「ビフォーアフター 」「技術力」「オリジナリティ」「道具の使い方」「犬の扱い方」の5つが審査項目です。


司会進行は「バルーンケースケ」さん(中央男性)、軽快なトークで出場者の緊張をほぐしながら会場を盛り上げてくれます。カットカーニバルでも司会をされており今ではこのイベントに無くてはならない人物です。普段はバルーンショーなどの活動を行っているそうで、今年はピンクの衣装を着て登場していました。 (ちなみに去年は黄色でした。)


競技開始前には、審査員のプレジャッジが行われます。


多くのギャラリーが見守る中、コンテストが始まりました。
テーマが自由なペットカットコンテストなので、スタンダードなカットが求められる競技会とは違った難しさがありそうです。


ドッグショーやトリミング競技大会とは違い、モデル犬の体型やコートなどは採点に影響しないそうです。


JKC公認犬種の使用すること、JKC会員である事、30日前からカットしていないモデル犬を使用する事がコンテストへの参加資格になっています。


出場者がプードルを使用する中、吉野さんは唯一モデル犬にシーズーを使用。
カットテーマは「モダンクリップ」でした。
短い制限時間での中、どこまでテーマに迫れるのでしょうか?


西日本からの出場者の中で唯一男性の村田さん、競技開始前には自らのヘアースタイルをトリミングスプレーで整えるというパフォーマンス?を披露、大いに会場を沸かせてくれました。


このコンテストは個人の戦いでもありますが、東日本VS西日本の戦いという側面もあり、そちらにも注目が集まっていました。軍配はどちらにあがったのでしょうか?


競技中は厳しい審査が行われていて気が抜けません。


終盤に差し掛かり、仕上げの装飾品などが付けられ始めました。
さすがはプロのトリマーさん達、競技時間終了近くになっても慌てる事無く落ち着いて作業されていました。


60分間の競技が終了、すぐに審査が始まります。
審査員はカットされたモデル犬をチェックした後、別室にて審査結果をまとめます。
用意された賞は「技術賞」、「デザイン賞」、「優秀賞」、「最優秀賞」、「理事長賞」の5つです。

東日本と西日本から予選会を勝ち抜いた10名の腕利きトリマー達の戦いとあって
審査には時間がかかったようです。


技術賞は以下の6名が受賞。
・小松美幸さん (DogSpa Awan)
・上田安子さん (フリー)
・村田浩樹さん (PetSalon Dearest )
・吉野晃司さん (SHIBUYA フレンズ動物病院)
・平石祐基さん (フレンズドッグクラブ)
・鈴木智明さん (Soup spoon)


デザイン賞は太田恵里花さん(DogSalon りぼん)
カットテーマは「キャラメルリボン」


優秀賞は松山瑞希さん(DogSalon Merci)
カットテーマは「プードルプリンス」


最優秀賞は中川亜希子さん(フリー)
カットテーマは「クールキュートガール」


最も栄誉ある理事長賞に輝いたのは、東日本予選会から勝ち上がった
辻 愛弓さん(DOG SALON A-ROOM)カットテーマは「リトルライオン」でした。


尻尾に三つ編みを施し、腰の部分に尻尾の延長として
盛り上がりを作り、長く見せる工夫をしています。


ワンちゃんの顔の方は60分という短い競技時間にもかかわらず、この仕上がり!
理事長賞を受賞した辻さんのサロン「DOG SALON A-ROOM」は東京都東久留米市で営業されているそうですので、辻さんのカットをお望みの方は一度立ち寄られてはいかがでしょうか?


2017年12月17日、東京ビッグサイトで行われた「ドッグビューティーパーラーコンペティション」は初開催にも関わらず、多くの人達に見守られながら無事終了しました。
プロのトリマーさんによるペットカットのコンテストは自由な発想やデザインが面白く誰でも楽しく見る事が出来ると感じました。今後どのように発展していくかも楽しみですね。今回、コンテストの存在を知り興味を持たれた方、来年はあなたの出番です。
次の記事では、この後に行われたイベント「カットカーニバル2017」についてお伝えいたします。

Facebookでシェア   twitterでツイート   LINEで友だちに教える
最新のエントリ
トリマー通信のトップへ




PR
カテゴリ一覧
アーカイブ
PR:ブログ新着
求人PR
サイト内検索

Copyright © 2002-2021 Trimmer.jp All Rights Reserved.