2015年3月19日、東京都渋谷区にある専門学校ビジョナリーアーツにて「愛され顔の作り方パート2」セミナーが開催されました。(主催:日理株式会社)
SJDドッググルーミングスクール代表の鈴木雅実先生が講師をつとめる本セミナーは毎回大好評です。
気になる今回のテーマは…
「シーズーとヨークシャテリアの苦手を克服」
シーズー、ヨークシャテリアをより可愛く仕上げるポイントの他、シャンプーやコンディショナーの効果的な使い方、いかにフィニッシュ剤を活かすかなどカット前の重要なテクニックが盛り込まれた内容でした。
セミナーを後援しているPLUSH PUPPY JAPAN GROOMING PRODUCTS の高橋代表が各シャンプーについて説明されています。
数多くのシャンプーが揃うなかコンディショナーは1製品となっており、理由はこのコンディショナーを基本として犬種や用途に合わせオリジナルのコンディショナーを配合する為だとか。なるほど!わんちゃんごとに、そしてお悩みごとに自分でリンスのレシピを作成するんですね!(*^ー゚)v
第1部:シーズー
第一部のシーズーがはじまる前に、まずは鈴木先生のご紹介です。
先生は数年前から多数の出版物を手がけており今なお人気がありますが、ペットカットに流行があるように、ショーカットにも流行があり毎年スタイルが違うことを話されていました。
そう言われると、たしか昨年は(うろ覚えですいません!)足長に見せるケネルに変わったようですが、それが流行ということなのでしょうね。
この後、ベイジング中の写真を紹介しながらシャンプー・クレンジング・コンディショナー・フィニッシュ剤などの実践的な解説がありました。
例えば特に汚れが多くて落ちにくい手足の足先などは、PLUSH PUPPYのとある製品を患部にシュッとかけて効率よく短時間で洗い流すそうです。
いよいよカットが始まりました。目の間、マズル、頭部をカットしていきます。ただ単純にカットするのではなく、マズルの長さを見極め、バランスを見て毛の長さを変えるのがポイントだそう。 〆(・・ )
ちなみにタブレットで撮影をしているのは日理株式会社の渡辺さんです。会場内ではこんな感じで左右のスクリーンに映し出されています!
まずは頭部とアゴ下のラインを作ると失敗しないそうです。ということで、頭部を平らにカットしたら次はアゴに移行。
シザーの角度や入れ方についても説明があり、失敗してハゲてしまうことがある場合のシザーワークと、それを防ぐシザーワークも分かりやすく解説してくれていました。
お鼻の下の毛も忘れちゃいけませんね!
はい、完成です!お顔のフォルムはしっかりと、それでいて柔らかい印象でとっても可愛いですね!
第2部:ヨークシャーテリア
第2部で登場のヨークシャテリアは耳前と耳下の毛、そのアレンジが最重要となるそうです。
お耳の位置や角度によって、そしてボディーとのバランスによっても長さが変わると鈴木先生。
アゴ下の毛がアウトラインになるので、切りすぎず少し長めに残しておいて最後にスキバサミで調整するのがポイントだそうです。
カット中の目線や犬との距離についてのお話では、とても分かりやすい説明で「なるほど!」と納得してしまうことばかりでした。カットのコツももちろん大事ですが、カットをする自分自身の見直しも重要ですね。
第3部:トイプードル
本当は2犬種2部構成の講習会だったのですが、予定より早く終わってしまったので急きょトイプードルが登場!
鈴木先生の愛犬「トラちゃん」がモデルをつとめてくれましたよ!ちなみにトラちゃんはワールドチャンピオンにも輝いた立派な経歴を持っているそうです。(^▽^)
トイプードルの愛され顔の作り方、テーマは「マズルの長い子が似合うテディベアカット」という感じでしょうか。この部分をこうすればより可愛く見える!というワザに、メモを執る手が止まらない参加者の皆さん。
お鼻の下をクリッパーでキレイにします!
はい完成です!お耳がボリュームいっぱいでフワフワですね!
スポンサー
●日理株式会社さんのブース
●PLUSH PUPPYさんのブース
------------------------------------------------------------
過去の「愛され顔の作り方」取材レポはコチラから
→「愛され顔の作り方」講習会の取材レポ