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【3】アロマセラピーとは



では次にアロマセラピーについてご説明していきます。

私たちは多くの植物に囲まれて暮らしています。
その植物が持つ香りも同時に楽しみながら生活していることも多いでしょう。

植物はその花や葉、根や果実の皮など様々な部分に香りを持っています。
その植物がもつ香りが私たちの役に立つことは何千年もの長い間、研究されてきました。
なぜならその香りは私たちの健康を維持するために掛け替えのないものだからなのです。

アロマセラピーはこの植物に含まれる“精油(エッセンシャルオイル)”を植物から取り出して使う自然治癒療法です。
“精油(エッセンシャルオイル)”には様々な成分が含まれており、その成分が香りを作り、精油の成分が私たちの心身に取り込まれることによって、健全な心と体を維持することができます。

私たちにおなじみのラベンダーは気持ちを落ち着かせてくれるリラックスの香りの代表です。ではラベンダーの精油の成分を見てみましょう。

アロマセラピーグラフ エステル類(ブルー):酢酸リナリルなど
アルコール類(ピンク):リナロール、ボルネオールなど
テルペン類(オレンジ):カリオフィレン、オシメンなど
ケトン類(濃いブルー):カンファー
オキサイド類(イエロー):1,8シネオール

この円グラフはラベンダーの精油を分析した内容です。
精油には様々な成分が入っておりその様々な成分はその性質からいくつかのグループに分かれます。それがその横の部分です。

ラベンダーの円グラフの特徴はブルーの部分とピンクの部分が多くを占めており、残りの部分ではいろいろな色が見られます。

ブルーはエステル類というグループです。
このグループの特徴は鎮静作用と皮膚に優しい性質です。
またもうひとつのピンクの部分はアルコール類です。
このグループの特徴は強力な殺菌力と鎮痛作用、抗ウィルス作用です
このような成分内容からラベンダーの特徴は鎮静作用や鎮痛作用、殺菌力に優れていて皮膚にも穏やかで安全な精油であることがわかります。

しかしそれだけではなく、分析器にも現われないような細かい成分もとても多く存在し、その成分たちも微妙にかかわりあいながら、ラベンダーの精油を形成しているのです。
これは単一の成分だけを取り出して、患部に直接的に働きかける西洋医学の薬との大きな違いであると言えるでしょう。
アロマセラピーラベンダー

少し堅苦しい話になりましたが、アロマセラピーで気持ちがリラックスしたり、緊張を緩和したりできるのは精油の成分にその理由があるのです。
精神面ばかりではなく、体に対しても痛みを和らげたり、ホルモンバランスを整えたりすることもありますし、害虫を寄せ付けない忌避効果を発揮する成分もあるのです。



精油の作用に関しては以下の表を参考にしてください。★は忌避効果(ノミダニ予防)あり
オイル名 効果 こんなワンちゃんに
★ラベンダー 精神的疲労を和らげリラックス効果を高める 刺激に弱く、興奮しやすいタイプ。
元気で明くテンションが高い。
ローマンカモミール イライラや興奮して高ぶった神経を静めるリラックス効果がある。 ストレスが強くかかっている場合。
穏やかに緊張や不安を解消する。
★ローズマリー 集中力をアップし、気分をリフレッシュさせてくれる。 脳を刺激するのでシニア犬のケアに。
★ペパーミント 集中力、記憶力をアップする。体感温度を下げる。 消臭殺菌力が強いのでケージの掃除などに。
★ティートリー 精神を強壮させる。刺激の強いオイルなので注意。 抗菌作用。殺菌作用。免疫力を高める。
ショック・パニックにも。
★ユーカリ 集中力のアップ。高揚しすぎたとき気分を鎮める。 咳などの症状を緩和する。
免疫力を高める。
★レモングラス だるさや精神疲労を和らげる。気分を高揚させリフレッシュさせる。 臆病な子の気持ちを元気づける。
★ベルガモット 不眠や精神疲労に効果がある。 イライラ解消に。気持ちを元気にする。
オレンジ 気分を明るくしリラックスさせる。 内向的な性格を明るく元気に。シャイな子に。
イランイラン 神経の緊張を和らげる。安眠効果がある。 緊張の緩和に。少量使用。

次回は具体的な取り入れ方や、トリミングでのアロマセラピーの有効性についてお話していきたいと思います。




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