「グルーマーの仕事って何ですか?」
シャンプーすること?
カットすること?
綺麗にすること?
サロンの売り上げを上げること?
お客さんを笑顔にすること?
色々ありますが、JKCの規定では
「犬は人の手を借りなければ自分の毛を手入れすることができなくなってしまいました。この手伝いをするのがトリマーの仕事です。」とあります。
⇒JKC:トリマーとは
また、その説明の中には、トリミングは毛を刈り込んで整えること。グルーミングは手入れ全般とあります。皆さん恐らく授業で教わりましたよね?
とすると、グルーミングの本質は
・毛の手入れ
・爪の手入れ
・耳の手入れ
・皮膚の手入れ
ということになります。
本当のグルーミングを行うのであれば、毛の手入れと同様に爪・耳・皮膚の手入れも重要なんですよね。
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そこで、今回はコートケアとスキンケアの違いについてです。
コートケア(毛の手入れ)は、被毛用のシャンプー、ブラッシュアップミスト、トリートメントやリンス、サプリメントなどがあります。ちなみに、カットやブラッシング(ドライイング)は汚れを落とすことや濡れている状態をからいち早く逃れる行為ではありますが、毛の状態を確認すると、断裂したり痛んだりしている状況が見られので、コートケアという考え方の上では実は注意が必要な行為になります。
では、スキンケア(皮膚の手入れ)は、皮膚用のシャンプー(薬用シャンプーも含めて)、保湿剤、クレンジング、サプリメントなどがあります。
ここで問題発生です!
実は、コートケアで使用する者はスキンケアにはイマイチ。スキンケアで使用する者はコートケアにはイマイチなんです。
皆さんも良く感じるように、薬シャンとか皮膚用のシャンプーって毛がギシギシになるからやめたくなりますよね?
ずっと出し続けて・・・って思うこともしばしば。
同じく、トリートメントやリンスは流し落としで皮膚に付着し続けてしまうと、膿皮症(細菌感染)の原因になることもあります。
とは言え、コートケアとしてトリートメントやリンスは大切です。皮膚の治療にも薬用シャンプーは大切です。
どちら良い!どちらが悪い!
というわけではなく、1頭1頭必要な施術は異なるので、グルーマーとして本当のスキンケアとコートケアを行う必要がありますね。
次回は、『薬用シャンプーっていつ止めたらいいの?』についてお届けします。
グルーマーのスキンケア用品にはパラソルヘルスケアの商品がお勧めです。
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今日もステキな一日を。本当のグルーマーの為に・・・
アフロートドッグでした。
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