前回の続きです!
12月トリミングサロン、ペットサロンの一番忙しい繁忙期の経営者の腕の見せ所「人」について前回はお話しました。
今回は「謙虚さ」です。
たとえば、ペットサロンを開業し立ての頃、トリマーとして働き出した頃、
お客様が来てくれることが嬉しくて、ただ喜んでもらいたい一心で一生懸命カットしていたのに、
人って面白いもので、うまくお店が回り出して予約が入るのが当たり前になると、初心を忘れて、「自分すげ?な?!俺ならなんでもできる!」って怠慢になってしまうものです。
もちろん自信を持ってモチベーションを維持するのは大切なことですよ!
でもそこには、一緒に働いてくれる従業員や大切なお客様がいるからこそ成り立っているのに、それを忘れて自分が全部作ったって思っちゃうんですよね(笑)
僕はそれで従業員全員が辞めてしまったり、いつも来ていた大切なお客様の足が遠のいてしまったり。
そうやって失って初めて「あ?俺がいけなかった」って気づいたことだから、これを読んでいるあなたには忘れないで欲しいことです。
12月の忙しい時期のように、当たり前のように電話がなり、忙しいと、売上げが上がる毎日に満足していると、「相手の立場になって考えること」ができなくなります。
【一緒に働いてくれている仲間に対して】
■ 自分は動かずに従業員にばかり支持出しばかり
■ 「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れる
■ 従業員の気持ちを考えずに自分の意見ばかりになる
【大切なお客様に対して】
■ お客様へ「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れる。
■ 電話が鳴っても当たり前のように「今日は予約でいっぱいです」と断る
■ 技術やサービスを向上させることを忘れる。
■ お客様へ気づきや気遣いができなくなる。
■ 忙しさにかまかけて、掃除などに目がいかなくなる。
たとえば、あなたがお客様としてトリミングサロンに行ったとき、
床に毛が散らばっていて、ニオイも獣臭が酷かったら気持ちがいいですか?
何か質問しても、傲慢な態度で、以前とまったく違う冷たい対応だったら気持ちいいですか?
そんなお店行きたくないですよね!
あなたが働いているトリミングサロンで、上の立場の人が、自分の意見を何も聞いてくれないし、動かずに無理難題ばかり支持してきたら、その人について行きたいと思いますか?
不満がたまって辞めたくなりますよね!
また、忙しい状況で働いていると、従業員も人ですから、同じに謙虚さがなくなってきます。
時間に追われているから、ワンちゃんの排便排尿をとらずにそのまま作業していたり、
カットした毛が床に散らばっているのに、そのまま作業をしていたり、
忙しい時にきた電話に冷たい対応をしてしまったり。
カットが雑になるのも謙虚さを忘れてしまった結果ですよね。
今売上げが立てばそれでいいなら別にいいですけど、来月も再来月もずっと続いていくお店にしたいなら、「謙虚さ」=「相手を思いやる気持ち」を忘れてはいけません。
前に僕は、従業員に「人として間違ったことをしたとき以外怒らない」といいましたけど、今回の話につながっていることです。
商売には「謙虚さ」が何より一番大事だと思うから、儲かっている時こそ、経営者が周囲に謙虚さを忘れないように伝えないといけないし、
今の人って「お金で動く人じゃない」ですから、昔みたいにどんなに忙しくても給料がよければ辞めないってのは通用しません。経営者としての魅力がなければ誰も信頼しついてきません。
経営者が一番「謙虚さ」を忘れてはいけないってことです!
次回は、最後の1つをお話します☆
お楽しみに☆
最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。
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