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従業員教育 : 従業員を「やる気にさせる」叱り方「ダメにする」叱り方
投稿者 : staff 投稿日時: 2015-02-03 (1234 ヒット)

従業員を雇っている経営者や、部下がいる方なら誰でも叱らなければいけない時ってありますよね。





ただ、この叱り方が間違っていれば、逆効果を与え、どんどんやる気のない使えない従業員が育ってしまいます。






どんなに従業員が悪く、自分が「正論」を言っていたとしても、

人って、自分が思っている自分の性格や能力を、人から「正論」を言われると、
わかっているからこそ「反発心」が生まれるものです。






いくら上司でも、「こいつ気に入らない!」って思った相手に従いたい、付いていきたいなんて思えませんよね。





見るからにやる気がなく、何もしない従業員ならば、さらに注意したいことが増えてしまい、

さらに関係を悪化させてしまう結果になってしまいます。







今日は、「自分が思っている通りにどんどん成長してくれて、自分の分身として仕事をこなす従業員を作る叱り方」について書こうと思います。






まず何度も書いていますが、叱る前に前提があるのですが、






経営者や上の立場の人間は、下の人間を、上から権利を振りかざして、欠点を見つけて注意することではなく、






従業員の人間性を尊重し、やる気にさせてあげることが叱るときに忘れてはいけないことです。






人をやる気にさせ、行動させるには、「自尊心」をくすぐることが大切です。






「自尊心をくすぐる」ってどういうことかというと、

もしあなたの周囲の人が、

「こないだ○○さんがいつも笑顔で気がきいて、すごい良い人ですね」って言ってましたよ

って教えてくれたら、






自分を評価してくれた人のことって悪い気がしないですよね?





それに、「笑顔が良い」「気がきく」って褒められたところは、もっとよくしよう!ってなりますよね?





もう一例、

「○○君が、いつもオシャレで良い香りがして、むちゃくちゃタイプ」って言ってましたよ




って言われたら、全然興味なかった○○君のことって意識しちゃいませんか?(笑)





今日の飲み会に○○君も来るってなったら、


話に出ていた「ファッション」と「香水」選びに、いつも以上に気合が入りますよね(笑)






人って誰でも、自分を高く評価してくれた相手がいると、次に会うとなったら、評価してくれた部分を意識して、「もっと良く見られたい!」って自尊心をくすぐられるものです。





従業員も人ですから、叱って人を育てるのにも、この自尊心をくすぐるってことが一番大事ってことですよね!





叱るときのポイント1☆

「自尊心をくすぐる言葉を織り込んで話してあげる!」





たとえば、従業員A、従業員B、従業員Cがいたとします。



従業員Aが休みのときに、従業員A、Bとの話の中で、





「従業員Aってなんで○○ができないんだろうね?ダメだね?」っと言い、






従業員Bが休みのときは、従業員A、Cに対して

「従業員Bはなんで○○なことするかね?本当に疲れるよ」




っと話す。こんなダメ上司や経営者って周りにいないですか?(笑)





意識せずになにげなく影で悪口を言っている上司は、わかっていない人が多いですけど、






従業員同士の話の中で、必ず

「○○上司がこないだこんなこと言ってましたよ?」って

人を介して相手に話が筒抜けになっています。





影で言われた側は、どんどん不快感を覚え、上司の話なんて聞こうと思いませんよね。






だからNEOは悪口は絶対言わないってやっています。

逆に、この例のように従業員同士は話の中で、NEOが言った言葉を皆伝えているのだから、




「○○さん本当に頑張ってるな?」とか

「○○さんがいてくれて本当に感謝だよ」とか


自分がその子になってほしい像をイメージして、その子に伝えたいプラスのことを話題に出すようにしています。





影で自分を評価してくれているとわかるとやっぱり嬉しいし、評価されたことをもっと頑張って伸ばそうと、注意して行動するようになりますからね。





面と向かって言われるよりも、影で評価されてくれていることを第三者から伝えられたほうが心に響きますから。






叱り方のポイント2☆

「成長させるために従業員のメンターに自分がなり、良き相談者としての気持ちを忘れない」ってのも大事です。





新卒や、経験の浅い時、小さなミスや失敗は誰でも経験ありますよね。






その経験を繰り返した中で仕事がどんどんできるようになるんですよね。






誰でも通る道。






でも経営者になる人って、若い時から他の人よりも何をやっても無難にこなすし、

どっちかっていうと、そこまで努力しなくても、あたりまえのように仕事が出来てしまうって人が多いと思います。





その自分の性格や能力を基準に従業員を見ていると、

なんでこんなことも出来ないの?っと思う行動が目につき、どうしても従業員を軽視して接してしまいがちです。





上から自分の存在価値をバカにされた言い方をされたって、なにも心に響かないですよね。






相手は自分と能力も生き方も違う!ってことを忘れず、



叱る時は、自分の能力や経験を並べて一方的に説教するよりも、「聞き上手」になって、






その子が自分と違う点(能力や性格からの悩みの種)をよく理解した上で、叱るようなことが起きたことをまずは上司がわかってあげて、





こちらが説教するのではなく、相手にどんどん話させて、自分はひたすら聞く側に回ることに徹することが大切だと思っています。





昔のNEOは、何か従業員が問題や悩みの相談をしてきたときに、

自分がアドバイスをして教えてあげているんだ!っという気持ちがあって、

自分の話を捲くし立てて、一方的に話していたんですけど、





これって、経営者がアドバイスしていることに満足しているだけで、相談者の心には何も響いていないんですよね。





特に女性が多いトリミング業界では、「意見やアドバイスがほしいのではなく、ただ自分の話を聞いてほしい」って場合が多いんですよね?





全部話したい思いを話せばすっきりしてモチベーションが上がるって場合も多いです。





だから、NEOは、叱るときも「聞き側」に徹して、相手が話すことに励ましの言葉をかけてあげるようにしています。





メンターって色んな意味合いがありますが、NEOは、相手のよき相談者になって、


大丈夫だ!大丈夫だ!お前なら成長できる!って



励ましてモチベーションを保ってあげることだと思っているし、


自分じゃ不可能だと思っていることも、自分ならできる!って思えるように道案内してあげることだと思っています。





叱るときも同じ!






本当の自分は、もっとすごい人間なんだ!って従業員自身が思い自信につながるように道案内をしてあげること。





同じミスをして叱られる場合も、叱られた後に

「自分はダメな人間なんだ、使えない人間なんだ。。。」って思うよりも、


「自分の本当の能力はこんなもんじゃないんだ!もっと自分ってすごいんだ!」って思えるほうが叱ることで成長につながりますよね。






「叱る」っていうのは、怒鳴りちらし、その子のダメな部分を指摘して、注意を促すことではないと思います。





ここさえ忘れなければ、どんどん自分が思っている従業員へと成長してくれますよ☆


最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。

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