トリミングサロンってカットして可愛くするだけの場所からもっと専門性のあるものへ変化してきていると思います。
犬に一番触れる仕事ですし、トリマーが犬のシツケや病気、初期症状など多岐にわたる知識を身につけ、犬の身近な相談役として、その子のSOSを早期発見する責任がある職業だと思います。
逆に、ただ可愛くしているサロンはどんどん潰れていき、もっと専門知識が豊富で信頼できるトリミングサロンが標準になってくるのではないですかね。
ここで最近ずっと思っていることがあるのですが、
動物病院って皆信頼してますがそれでいいのですかね?
動物病院の先生の中にもすごく勉強熱心でまじめに犬と向き合っている方もいますが、
医師免許をとるまでは必死に勉強したかもしれませんが、動物病院を開業してから新しい知識を身につけようとせず、ヤブ医者のような方も本当に多いと思います。
なぜそういう知識が止まった動物病院が多いのか?
やっぱり専門性ですよね。
医師と患者の関係って、
自分に知らない病気でも、医師は全部わかっている!っという専門的信頼が患者にはあります。
医師も人ですから学んだことも忘れてしまいます。
本来なら、医師になってからも毎日勉強しなければ知識はどんどん頭の片隅にしまわれていってしまうものです。
それでも、自分の可愛い愛犬が体調を崩していて原因がわからなかったら、動物病院の先生が言ったことがすべて正しいと認識しますよね?
知識を入れなくても患者が崇拝するからそれでなりたってしまう。
患者がヤブ医者を作っているんだと僕は思っています。
動物病院の先生は皆が皆同じように優秀ですべてのことを知っているわけではないですよ!!!
それは本当に理解してほしい。
それがよく感じるのは、うちに来たお客様で皮膚の状態から僕たちの見解はこうだ!というのをお伝えして、動物病院で見てもらうようにお話すると、
たいての動物病院は、このシャンプーを使って様子をみてください!と自分のところの高いシャンプーを売りつけます。
結局その先生にも原因がわからないのでとりあえず自分のところの商品で様子をみることしかできないのです。
でも動物病院の高いシャンプーを卸している会社が扱っている商品なだけで、特別な医薬品シャンプーでもなければ、もっと安価で似たような成分の安全なシャンプーなんていくらだってあります。
それに動物病院の先生はトリマーではないので、そのシャンプーがどんな成分で、どんな効果があるなんて知りもしないですし、動物病院の先生自身がそのシャンプーを愛犬にすべて試した事があるわけでもない。
シャンプーを卸している営業マンに、皮膚が弱い子にはこのシャンプー。アトピーならこのシャンプーと言われるがままに売っているだけにすぎません。
それでもどんなに頑張って勉強し、正しい知識をお客様にお話したとしても、いちトリマーの意見が正しかったとしても、ヤブ医者の意見の方を信じるんですよね。
僕もそうですけど、あなたもそうじゃないですかね?
うちのお客様で、アトピーに悩んでいて、動物病院にいわれるがままにシャンプーやサプリメント、薬に通院と月に何万もかかっているのに、5年たった今もアトピーが全然治っていないんです。
客観的にみたらそれって薬が効いていないってことですし、動物病院がヤブですよね?
占い師と一緒でうまく話をかわしているだけにすぎません。
それでも、お客様はその動物病院のほうを信じ、今でも同じ動物病院に通院しているんです。
これからのトリマーやトリミングサロン経営者はもっと知識を吸収し、正しい知識をお客様に伝えて、相談役としてのトリミングサロンの役目をもっと認知させていかなければいけないと思います。
それにヤブ医者が実際にいるということももっと愛犬家に認知させて、動物病院もトリミングサロンと一緒で選んでいかなければいけないということが広まればいいと思います。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。
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