ドッグサロン、トリミングサロンを経営していて、売上げが低迷して初めて、
「最近顧客のお客様が減っている気がする???」と気づいたときにはもう遅いです(笑)
最近なんかミスしたかな???
シャンプー変えたからかな???
常連の顧客が減っているにはワケがあるのですが、
普通なら明らかに減っていて売上げに現れた時点をもとに「顧客が減った理由」を模索しますが、それではいつまでたっても、売上げ低迷を食い止めることはできません。
ドッグサロン経営が、他の業種と決定的に違うところがココにあるんですけど、
通常1ヶ月から2ヶ月に1回の来店ペースが一番多いですよね?
新規のお客様が3回以内に止まってしまう場合とは違い、毎月定期的にきている常連のお客様がこなくなるには、必ず【理由=不満足】があります。
それも減った現在ではなく、その時の1ヶ月から2ヶ月前に起きた事由が原因ということです。
現場に自分が入って接客にあたっている場合が多いオーナートリマーの場合は、客観的に分析する時間がなく、
たいていお客様が減って売上げ低迷に大きく変化が現れた時に始めて「理由」と「改善策」を考えますが、
その時点までのお客様に改善前の不満足を提供していた!っということになりますので、
さきほど「気づいた時点では遅い」っと言ったのには、気づいた時点から2ヶ月先まで売上げ低迷は食い止められないということになります、、、
机上論で言えば、新規を顧客化するシステムが出来ていれば、売上げはずっと右肩上がりになりますが、実際はそうはうまくいかないものですよね。
ただ、ある日を境に、好調だった売上げが落ち込んできて、気づいて色々試したけど、売上げ低迷を食い止められず、そのまま資金繰りが悪化して閉店っという流れが一番多いです。
また、日々仕事に追われて過ぎて行く中で、2ヶ月前の小さな変化を鮮明に覚えていない経営者も多いです。それが改善策がわからなくなってしまう大きな理由です。
それでは、売上げ低迷を早い段階で食い止めるアドバイスをお伝えすると、
まず、ノートを一冊用意し、月ごとにアクションを起こしたことをメモすることが大事です。
たとえば、
シャンプーを変えた。
新しいサービスを開始した。
クーポン等の内容。
サービス内容を変更した、
料金を改訂した、
など、どんな些細なアクションでも「両開きにしたノートの左側」に月ごとのメモをとり、
「両開きにしたノートの右側」には、お客様との会話の中で出てきた些細なクレーム(不満足)
たとえば、
こないだ家に帰って来たら皮膚が赤くなってたんだよね、
家に帰ってきたらいつもより痒がってたんだ、
なんだか元気がなかった
お店に入ろうとしたら嫌がってた
などなど、どんな些細なことでもお客様が感じている「不満足」を書いていきます。
そうすると、ノートの両開きで、1ヶ月単位の出来事ができあがります。
売上げや顧客来店数などはエクセルなどで管理しているところも多いですが、こういったものから、顧客や、売上げが減少傾向になっていた場合は、
その時点から1ヶ月前、2ヶ月前のアクションとお客様のクレーム(不満足)をもとに、理由と対策を出すようにしてください。
ここで注意したいのが、クレーム(不満足)が出ないドッグサロンさんは、危険です!
自分のサービスが最高なんだ!っと浮かれないでください。
本来小さなクレーム(不満足)は、色んな価値観の人がいますから、出て来て当然なんです。
こちらから「気づきのアンテナ」を張って、聞こうとしなければ気づけないものです。
また、お客様というのは、
嫌なことがあったらズバズバ言える人
嫌な事があっても相手に言えない人
2通りの人がいます。
言ってくれれば改善できますが、言えない人の不満足は、コチラから気づこうとしなければいつまでたっても気づかないまま、お客様も他のお店にいってしまいます。
ドッグサロン経営者の大切な仕事は、お店のサービス等がお客様に与えている小さな不満足を見つけることです。
ここまでをノートに書いて、月末に反省点と、改善をしていけば、顧客流出は最小限に押さえられます!
一番ダメなのは、お客様がいなくなった理由もわからないまま、売上げが低迷した時点で、追客のハガキを送ったり、クーポンなどでその売上げを取り戻そうとするドッグサロン経営者です。
一度不満足を与えられたお客様は、そのお店に行きたい!っと思えないのに、また来てください!のようなハガキが届いても、何も心に響きません。
ハガキを送るコストが無駄になっているだけです。
また、改善策がわからないまま、来てくださっているお客様に同じ不満足を与えているのですから、コストが増え、来店者が減るという負のスパイラルから抜け出すことができなくなってしまいます。
今売上げ低迷して悩んでいるペットサロン経営者のみなさん、
1ヶ月、2ヶ月前の過去の時点で、何をしたのか考えてみてください。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。
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