どうもペットビジネスコンサルタントのNEOですよ!
相談があったのですが、前にもちょっとブログで書いたことのある「チラシ投函戦略」について皆さんにも共有しておきたいので記事をあげておきます!
「新規のお客様がなかなか増えません。
また、経営者が集客を全然せず、お客様が来ないことを私の責任だと言ってくるので辛いです。
集客に関しては経営者が広告宣伝費を使わないため、地道にチラシを配る方法で今していますが、特に増えるような感じはせず、美容の予約が0の日が普通にあります。
どうしたらよいでしょうか?」
こんな相談をいただきました!ありがとうございます。
経営者よりも、そこで働くスタッフが本当に自分のお店だ!と考えているんだな?っというのが伝わってきました。
経営者よりも従業員自身で集客を増やそうと考えているなんて、こんな優秀なスタッフがいるサロン経営者さんが羨ましいですよ!
でも、経営者は、従業員の一歩、10歩前を歩いて、従業員を引っ張っていく立場ですから、
せっかく従業員のモチベーションが高いのに、経営者が先頭にたって行動せずにいたら、いつかはモチベーションも下がり、優秀なスタッフが去って行ってしまいますよね。。。
今日はこんな経営者にこそわかってほしい!伝えたいことを書きます。
まず、「チラシ投函」ですが、ただお店のサービス内容が書かれただけのチラシを作り、スタッフにポスティングさせてるだけでは、この戦略はもう古いです。
一昔前、新聞の購読が絶頂期だったころに、新聞購読者への広告戦略として「折込チラシ」というのが主流でした。
なぜかというと、当時は今のようにインターネットが普及していなかったため、皆新聞購読していたんですね!
でも、単身者は新聞購読をしない世帯もあったため、それを補うために、イベントや店舗開業情報など、近隣エリアに周知させる手段として出てきたのがあまったチラシのポスティングですよね。
昔であれば、ポストに投函されるものは手紙や新聞など大事なもの!っというイメージが強かったので、ポストに投函されたチラシも多くの人が当たり前のように目を通したと思います。
そこにビジネスチャンスを感じ、チラシ投函専門のポスティング業者が都心部を中心に出てきたのを皮切りに、
地方部にもポスティング業者がどんどん出てきましたから、ある程度の世帯数のある地域には、必ずと言っていいほど、ポスティング業者がいくつもありますよね。
業者の数が多ければ、その分ポストに投函されるチラシの数も増え、NEOが東京に住んでいたころなんて、旅行で一週間も家をあければ、ガンガンチラシの山になっていましたよ(笑)
そんな状況を何年も経験してくると、どんどん人の心理からすると、チラシ投函されたものが「迷惑な物!」っという認識になってきますよね!
見ずにそのまま捨てるという人も多いと思いますし、マンションによっては、
「チラシ投函禁止!」とか、ゴミ箱がポスト脇に設置されていたりというのが当たり前になってきていますから、
尚更今の人の心理からすると「ポスティングされたチラシ」に対する無意識的な拒否反応が出ているのが現在だと思います。
また、インターネットの普及が進み、どのお店も自社でホームページを作り、メルマガ会員やホームページ上で、キャンペーンやイベント告知をしています。
ほしい情報がネットからすべて手にはいりますから、新聞購読者数も年々減っていますし、ポストに投函されたチラシの反響率は低くなっているんですね。
前にもNEO言いましたよね!
「ある時代で鉄板の戦略や方法も、時代とともに使えない方法になりえる!」
経営者は、その時代の波やニーズに敏感に反応し、過去の栄光は忘れて、時代にあった戦略をたてていかなければ、今の時代は大手でも倒産する時代ですからね。
たとえば、某大手電気メーカーのように、赤字経営の倒産寸前に陥る時代ですから、僕たちのような小さなお店なんてもっと簡単に潰れてしまいますよね。
ここまで聞いて、あなたはチラシ投函で集客できると思いますかね??
今の時代、チラシですらネットで見れる時代ですからね?。
っというNEOもチラシ投函は使っています。
目的が大きくわけると2つの考えで使っています。
チラシ投函の効果を上げるために、NEOのやってることを書くと、
まず、チラシでお店の内容を書くだけで、来てください!では反響はないです。
今は、ネット社会ですから、チラシにQRコードを載せるなど、ネット上の自社のコミュニティーに参加させるのがチラシ投函の目的です。
今までは、「チラシ→お店に来店」という流れでしたけど、
今は、「チラシ→コミュニティー参加→興味付け→お店に来店」っという流れですかね。
コミュニティーというのは、自社ホームページでも、LINEやFacebookeでもブログでも、なんでも良いのですが、
そこを見ることで、お客様からの生の声とか、従業員が皆活き活きして楽しそうだな?とか、
そのお店のカラーやそこで働く人の人柄が伝わってきて、
お客様が「いいな?行ってみたいな?」っと興味を持つものですね?
「興味を持つ!」っというのが大事なんです!
もし来店につながらなかったとしても、
自分の周囲の人とトリミングサロンの話題になった時に、
印象が強ければ、話題の中でお店の名前をだしてくれ、
間接的に宣伝してくれるんですね!
また、コミュニティーというのは、情報量が多ければ、
再来で見に来てくれますよね!
間接的でも何度も見ていると、その人の中で親近感が沸き、イメージがよくなる心理効果がありますから、
すぐに来店につながらなかったとしても、タイミングのあったときに来店につながる確率が高くなります。
チラシ自身の情報で来店にするという考えよりも、
「自分たちがもっているコミュニティーへの参加を促すきっかけとしてチラシを使う」というのがNEOの考えです。
また、もう1つ!
チラシは、従業員に巻かせるのは意味がないですしコストの無駄だと思っています。
たとえば、時給1000円のアルバイトトリマーに巻きにいかせても、
1時間で巻けるのは、せいぜい100枚程度ですよね。
1000枚巻いて予約につながるのは、せいぜい1?3件程度ですから、
1件の予約をとるのに、10000円の人件費をかけているのと同じですよね?
不動産のように一件契約をとって何百万も利益の出る業種であればいいですけど、
トリミングサロンの場合、一頭トリミングしても純利益は数千円程度ですから、巻けば巻くほど赤字の垂れ流しになってしまいますよね?
それなら、お店でカットやもっと効果的な仕事をしてもらったほうが良いとNEOは思っていますから、従業員には巻かせないですね。
今の時代のチラシ投函は、1回ポスト投函しただけでは、タイミングによっては見てもらえないまま捨てられてしまいますから、同じお家に何回も期間をおきながら投函することで、
6回目の投函で初めて気づいて来店予約につながった!なんてこともあります。
何度もお店のロゴマークを目にする機会を増やすブランディングとしての目的で考えたほうがいいと思っています。
たとえば、看板とかと同じですよね。
この記事を読んでいる人の中で、セブンイレブンっと聞いて、何かわからない人っていますかね?(笑)
おそらく全員が、コンビ二っということ。コンビ二の外観。セブンイレブンというロゴマークやカラーをイメージできると思います。
それだけ何度も色んなところで目にして周知されているから、安心感があり、当たり前のようにコンビ二を利用するんですよね。
そこまで周知させるには、従業員皆で一日500枚程度を巻いてもまったく効果はありません。
周囲のエリアをすべてポスティングして、もう巻いていない家がないくらいすべてのエリアを潰していく。
しかも1回巻くだけではなくて、何回も一定の期間をおいて同じところにポスティングする。
これくらいやらなければ、ブランディングとしての効果は皆無ですね。
っとなるとポスティング素人のスタッフにやらせるより、
ポスティングのプロであるポスティング業者にアウトソーシングして、全エリアを短期間で潰してもらうのが一番良いっということになります。
もちろん小さなトリミングサロンの売上では、膨大な費用がかかりますから、
やっているのは大手企業や一件あたりの利益率が高い不動産業者などが使う戦略になってきます。
一件あたりの利益率の低いトリミングサロンではけっこう難しい戦略ですよね。
また、ブランディングとしての目的ですから、チラシだけでなくて、ネットの色んなところに広告を出したり、フリーペーパー広告をだしたりと、色んな広告媒体を同時に複合活用して短期間で周知させる一環としてあるのがチラシ投函です。
大手企業がやってるからという考えだけで、集客目的にチラシを使うのは効果がないというのはわかっていただけましたかね。
チラシ投函の裏に、色んな広告戦略と膨大な広告費用が使われているんですね?
売上の桁が違う、トリミングサロンなど小さなお店は、資金力のある大手を真似して同じ戦略を利用しても、結局中途半端になり、無駄なコストになってしまいます。
チラシを巻く目的をはっきりさせて有効活用するというのと、
チラシからの直の集客でなく、上記に書いたようにネットを複合的に活用して、
自分のサロンのブランディングをしていくようにするのがチラシの使い方ではないでしょうか。
もちろんチラシの内容だけとっても反響の良いチラシっていうのがありますし、
キャッチコピーなど色んな戦略があるんですけどね。
相談者のサロンのように、広告にお金をかける余裕がない場合、ネットをもっと活用すれば、無料で大手のように周知させる方法が色々ありますので、チラシをスタッフが巻くよりか、ネットでのコミュニティーを育てていったほうがいいのではないでしょうかね!
最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。
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