何人も部下を抱え、年、月、日と常に売上目標達成を追及していたころを思い出す・・・。
共に達成感を味わい、歓喜しハイタッチで盛り上がった時代もあった。しかしあれだけ活躍していたスタッフ達がどこか疲弊して辞めていく切ない場面は数知れない。27年間のサラリーマン時代で自分の最後の送別会は1回だが、スタッフの送別会は多分100を超えるだろう。
その頃ははっきりとは気が付かなかったが、ずっと違和感は感じていた。それは企業理念と行動指針に対し、売上予算達成への日々現場の販促活動と叱咤激励する自分の行動だ。
この業種に就職してくる若い子達はとても純粋な人が多い。おそらく学生時代はクラスの中では学業の勝ち負けには興味がなく、どちらかというと人との和を重んじる子供が多かったのではないだろうか?
そして犬が大好きなのである。
犬が大好きで純粋な若者が就職し、最初は無我夢中で業務に慣れることに追われ、だいたい3年間位は走る。そしてふと「これでいいのか・・・?」考え始める。
売上予算達成にだけ囚われ、自分のやってきてることが大好きな犬に負担をかけているとしたら・・・それは飼い主の喜びにもつながらないことになる。
トリマーは「犬の代弁者」である。
その代弁者達が活き活きと働き世の中に貢献し、そして幸せなペットライフを過ごせる人達が増えてくれることは我々の夢ではないだろうか?
そんな自問自答の中でこんな記事に出会った。とても感慨深いものです。
今までは常識だった目標達成意識だが、我々ペット業界の人材にはこのような考えが合っているではと感じている。もしかしたら良い人材が挫折せずに活躍できるヒントかも知れない。そしてそれはお店にとっても良い結果につながるとも考えられる。
皆さんはいかが感じるでしょうか・・・
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