最近いろんな方から「トリマーいないかな？」「経験者がいいね、、、」と相談を受ける。しかしあいにく都合よく働ける子はそうそういないというのが現状だ。これってトリマー業界に限った話なのかな、、、？と考えてたところ、先日の異業種交流であることを感じた。

たまたま出会って会話が弾んだ介護系、アプリ開発系、某大手（オムニチャネル先端会社）流通系の人達が揃って人不足と口にする、、、思い出すのが９０年代前半に槙原敬之のデビュー曲「どんなときも。」で話題になった「就職戦線異状なし」という映画でのバブル時代就職活動。各企業が新卒者を取り合う異常なほどの条件提示だった。そのバブル時に採用された若者達は、その後ある意味たくさん苦労があったに違いない、、、

しかし、その頃との大きな違いがある。それはどこでも景気がいいからの人員不足ではなく、現在起こっている人不足は完全なる２極化であること。それはこれから伸びる業種に限った人不足現象ではと感じた。つまりトリマー不足とはまだまだこの業種は伸びる可能性を秘めているということでは、、、

話を本題に戻そう。「人不足こそチャンス！」とは、人が不足するからこそ今まで当たり前のように行ってきたことを見直すチャンスであり、トリマー達の価値を上げるチャンスなのだ。すぐに人が補充されれば気が付かないことが人不足によって気が付ける。つまり「無駄」を削ぎ落とし「価値」を高めるチャンスであること。

さらに言うならば、お店にとってお客様が半分に減ったら経営できなくなるかもしれないが、スタッフが半分になっても経営は成り立つ。

すべてやろうとせず、残ったスタッフでやれることに照準を絞るという、勇気を持った捨てる戦略だ。もちろん最初はたいへんであり、売り上げダウンもありえるだろう。しかしそこで絞られた戦略経営は驚くほどシャープであり、そしてその後は安定した経営になれると僕は思う。

無責任なことを言うようだが「この機会にダイエット！健全なボディにリフレッシュ！」ってテーマで人不足を跳ね除けるのはいかがでしょう、、、(^^)/