おはようございます!
今回は前回に続いて、界面活性剤特集です!
そこで、いくつかいただいた質問にお答えします。
「石油系界面活性剤ってなんですか?」
以前は諸悪の根源のような形で良く言われていましたね。
前回の分類では出していませんが、イオンによる分類で記載しました。
化粧品業界やヒトのシャンプー業界の基準ですね。
ただ、以前には「石油系」と「植物系」という分類や「天然」と「合成」という分け方も言われていました。
いわゆる、石油系(合成)は悪いから天然系が良いんだよ!という売り方をしたいヒト用のメーカーさんがいたからですね。
ただしこの分類では、石油系と言われている中にもヤシ油(ココヤシ)由来なものもあったり、お肌に優しいアミノ酸系や酸性石けん系も石油由来での製造も可能であったり、天然系を加工すれば合成になったりで分類学上ではほとんど意味がないですね。
みなさんは、系統別で見てみてください。
ただし、「私は完全に植物系・天然系じゃなきゃ嫌なの!」という方は、「ガゼイン(牛乳)・レシチン(卵黄)・サポニン(ヘチマ)」この3種類です!
これを水で溶いたシャンプーで他に界面活性剤や保湿剤・保存料を入れていなければ、心配する必要はないかと思います。
ただし、脱脂力・洗浄力・泡立ち・保存性・アレルゲン・価格に関しては別問題です。
実用性があるのかという問題が出てきますね。
そこで、スキンへの負担・洗浄力・脱脂力・泡立ちすべてを考えて施術者と目的に応じたシャンプー選びが重要になるわけです。
ちなみに、泡立ちもシャンプーの成分選び上で重要な要素です。
直接スキンに付けてから泡立たせると、スキンとコートにとっては刺激になります。
それを事前にどれだけ泡立たせられるか、一緒に考えないといけないんですね。
長くなってしまったので、次回は界面活性剤の中の高級アルコール系です!
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