どうもペットビジネスコンサルタントのNEOですよ?!
今日は経営者や店舗オーナーが「サービス」を提供する上で勘違いしている「好意」と「妥協」の違いについて書きますよ?!
サロン開業をしたオーナー、経営者、従業員トリマーとして働く人、
突然ですけど、トリミングサロンでお客様を相手にしている人ならこんな場面に出くわしたことありますよね?
場面1、期限の切れたクーポンを持ってきて、使いたいと言ったお客様がいた。
これは更新してない情報サイトを登録した際に一緒にクーポンを載せてた時や、オープニングチラシで、周囲に来店してもらうために、期限付きの割引クーポンをだしたときなどに、起こりやすいですね。
あなたがその場面になったら、どういう対応をしますか?
せっかく持って来たし、次につながればという期待の中で、今回だけ特別に!っと言って、サービスを受け入れてしまう経営者も多いのではないでしょうか?
ここで注意したい点は、「次回につながればという期待」です。
NEOがよく「自分から先に好意を与えることが大事」と言ってますし、期限切れのクーポンを持ってきたお客様の希望を特別に受け入れることで「好意を与え」
お客様がその好意によって、今後も来店してくれるかもしれない!とか、
あそこは親切で良いお店だから良いよ!って周囲に口コミしてくれるのではないか!
こんなことを期待しちゃいますよね!
特にサロン開業当初なら尚更期待して、お客様の無理難題に応えようとするかと思います。
ただこれは「好意」じゃないんです!
「妥協」です。
だから、まずお客様はその期待をことごとく裏切ります(笑)
断言してもいいです!
経営者がよく勘違いしてるのですが、
お客様の心に響いて、感謝され、お店を好きになり、ファンになり、周囲に言いふらしたくなる「好意」と
あなたが損をしてでも、期待して、お客様のためにやっている「妥協」は全然違うんですよ?!!
よく、新規来店割引ってだしたり、ポイントサービスを提供しているお店って多いから、初めて開業する人は、何も考えずに割引サービスをはじめますが、
成功しているお店と、開業したてのお店と、同じことをしても大きな違いがあるんですけどなにかわかりますかね?
これを知らずに表面的な同じ割引サービスをしていたら、いつまでたっても妥協経営から抜け出せず苦しいままになりますからね?
答えは、成功店舗は、割引サービスをしていても、一切損をしていないんです!
割引してるのに、損をしないってどういうこと??
っと思いますよね。
経験の中でシステムができている店舗は、料金設定の段階で割引サービスするパーセント分を金額に先に添付してるんです!
そのほかにも色んな目的として損をしない割引サービスをしてるんですけど、例えばメルマガ会員に登録させる目的など、必ずそこには戦略が立てられています。
それに比べて、開業したてのサロンは
「集客につなげる目的」で「利益からマイナスになることを承知」で、あそこの店舗が割引してるから良いんだ!という戦略のない考えだけでやっているんですね?
こらが「妥協」です。
お客様のためにと、経験者側がお客様の犠牲になり、損をしてやっている行動は、何一つ相手の心に響かず、無意味なんですよね!
じゃあ「好意を、与える」ってなんなのか?
一つ例をだすと、
前ね、NEOのところに新聞屋のおじさんが飛び込み営業が来たんですよ?!
今の時代ネットで何でも情報が手に入る時代だし、新規の新聞契約も難しいみたいで、
NEOも別に必要なかったんですけど、困っているから契約したんです!
たかが数千円ですしね。
でね、その後も困った時にそのおじさんがきて、今押してる新聞の無料購読とかやってあげてるんですけど、
その代わりに新聞の、広告枠を無料で紹介してくれたり、その人が巻いてるエリアに、内緒でうちのチラシを入れてもらったり、どっちにもメリットある関係を築いています。
お互いに損をしない関係が「好意」で、どちらかが損をする関係が「妥協」ってこと!イメージできますかね?
お客様でいうと、雨の日に、濡れないようにと傘をさして車まで誘導してあげるのが好意。
気持ちでできる真心の接客は損はしませんからね!
また、肉球がカサカサで可哀想だったから、試供品やクリームの残りをちょっとつけてあげる、これも好意。
オプションだとしても、クリームだっていつかは劣化して捨てるしかなくなってしまいますから、損はないですよね!
オヤツの賞味期限が近くなったから、無料配布した、
これも捨てるくらいなら好意に使ったほうがいいですよね!
好意とは、お互いにメリットがあり損をしないもの!
妥協は、どちらか一方が、得をして、一方が損をすること!
ここを分けて考えないと、お客様に好意を与えているつもりでも、店舗経営が一向に安定せず、苦しい経営をしなくてはいけなくなってしまいます。
どうですかね?
なんであのお店は繁盛してるんだろ??
競合店がやってるからとなにげなくやっているサービスが、違う結果を生んでいることがわかりましたかね?
最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。
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