トリミングサロンを開業してもしも施術中にケガをさせてしまったら、すぐに悪評が広まってお客様がこなくなってしまうのでは???と悩みをもっているトリマーも多いようです。
東京のように人の数が多く、毎年全国からお客様が集まってくるような大都会ならまだしも、地方の地域密着型だと、噂はすぐに広がってしまいます。
僕のお店は、客単価7000円と近隣サロンの2倍近い価格帯ですが、カットはスピードよりも、1人1人に時間をかけ、丁寧に最高のカットを!がモットーですからケガというのはないです。
っと言いたいところですが、過去に一度当店でもありました。
全員がトリミングに慣れて施術中ジッとしているわけではないので、どんなに経験を積んだトリマーでも施術中予測できない行動をとった場合に思いがけぬケガをさせてしまうということも事実です。
ただ限りなく0に近づけることは可能ですし、当店でもそれ以降スタッフ同士で何度も扱い方やコミュニケーションの取り方について勉強会を重ね同じようにワンちゃんに思いを二度とさせないための対策をとってきました。
これが、安い料金でやっているお店であればもっとリスクが大きいです。
薄利多売のため、流れ作業の中で頭数をこなさないといけないのですから、疲れ等でトリマーの集中力も続きませんよね。
トリミング中にもしケガをさせてしまったら!?
僕のお店では、もしケガをさせてしまった場合、完全に完治するまでの費用を全額当店がもつようにしています。
もちろんトリミング料金なんていただきませんし、ケガが治ったら無料でトリミングをさせていただきます。
だって可愛くなって帰ってくることを想像しているその期待を裏切ってしまっているのだから、自分たちがプロとしての仕事は最後までやりたいじゃないですか。
よく経費がどうのこうのと考えるトリミングサロンの経営者がいますけど、お金の問題ではなくて、自分のお店に来てくれたワンちゃん自身が痛い思いをしているんです。
対お客様との治療費の前に、まずは目の前のワンちゃんのことが最優先だと僕は思います。
もしなるべく痛みなくキレイに傷口がキレイに完治できるのであれば、治療費が高くたってその方法でやってもらいます。
一生懸命やってケガをさせたのであれば精神誠意謝罪し、目の前のワンちゃんのためになることをすればお客様はわかってくれます。
現に今でもその子もお客様も当店の大切なお客様です。
問題が起こって悪評がたってしまうのは、目先の小さなお金のことを気にして、診察代はココまでだとか、お客様に怒られないように言い訳をするからです。
僕思うんですよね。
もしケガをさせてお店が潰れるほどの治療費がかかったなら、それはそれでしょうがないって。それで痛い思いをしたワンちゃんが元気になるならいいじゃないですか。
それだけのプロとしての責任があるんです。
お客様もプロに任せているのにケガさせたということに腹がたつんです。
それってあなたのことをプロとして認めてくれているってことじゃないですか?
そんなことを考えると、本当に申し訳ないですし、どんなに怒鳴られても精神誠意状況と謝罪をします。
ケガをさせてしまった場合でも、誠心誠意こちらが対応すれば、お客様はもっとあなたのお店を好きになりファンになってくれます。
大丈夫です、一生懸命やったあなたのミスはきっとお客様にもわかっていただけます。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。
- ケガをさせてしまったらトリミングサロン潰れる? (2014-09-24)