昨日はシャンプーについて僕の考えを話しましたが、
ペットサロン、トリミングサロンの良い悪いを決めるのって誰だと思いますかね?
結局、お店を決めるのは、『お客様』
お客様はトリミングのプロではないですから、お客様がお店を決める判断基準は、大きくわけて4つ!
1、 料金
2、 担当トリマーの人柄
3、 カット
4、 シャンプーの香り
これはNEOが実際にお客様500人のアンケートを集めた結果、上位がこれでした。
ちなみに、目の前でアンケートを書いてもらうと、本音がわからないので、ネットを使って無記名回答で答えてもらったので、けっこう本音で答えてくれていると思います。
もちろんこれは、エリアや県民性によって、お客様が重要視する点が変わってきますが。
ちなみに、NEOのエリアでは、『ペットエステ』は一番重要視する人が少なかった(最下位)でした(笑)
『しつけや病気の知識が豊富でアドバイスできるサロン』っというのも、重要視する人が少なかったです。
僕たちペットサロン側からすると、お店を良くしようと、色んなことに知識を高め、より良いサービスを提供しようとしていますが、
お客様がトリミングサロンに求めるものって、僕たちが思っているよりも、もっととっても【シンプル】ってことですよね!
たとえば、次回予約をとるための割引サービス、色んなコースメニューなどがありすぎると、提供するサービス内容が複雑になってしまって、
いくら説明やアナウンスをしていたから皆に伝わっているとサロン側が思ったとしても、お客様の頭には残っていないですし、サービス内容を理解できていないってことです。
結局店舗側がどんなに良いサービスを創造し、提供したとしても、『お客様』がついてこれなかったら、良いサロンという評価にはならないってことですよね。
もし、常に新しいサービスを提供し頑張っているのに、お客様が安定的につかない、、、
っと思っている経営者は、お客様との温度差に注意してみるといいです。
商売ってお客様がいなければ成り立ちませんから、一番はお客様のニーズにあっているのかってことですよね。
でも、それとは真逆に、お客様は常に新しい刺激がなければ、飽きて他のお店に流れてしまう性質もあります。
お客様心理って難しいですよね!女心みたいなもんですね(笑)
昨日シャンプーの話をしましたが、NEOが今だに答えを出せていないって言ったのもここにあります。
たとえば、僕たちトリマーから見たら、毛質や皮膚の状態にすごい効果があるけど、天然成分なので無臭に近いシャンプーと、
安いシャンプーのように、被毛もちょっとゴワゴワしていまひとつなのに、コロンのような『トリミングサロンに行ってきました!』みたいなシャンプーのほうが、
『良い香り?☆』って、お客様からすると評価や満足度が高かったりします。
最近だと、洗濯の柔軟剤ってむちゃくちゃ種類豊富で、アロマ系のものが豊富ですよね?
お客様からすると、シャンプーの効果よりも、やっぱり香りのほうが判断材料になっているんですよね。
僕たちは毎日カットしているし、色んなカットを見ているので、ここがまだ切れてないとか、小さいところまで目が行きますけど、お客様(特にはじめてトリミングに出すお客様)からすれば、僕たちのこだわっている違いまではわからないってことです。
なので、カット技術というのは、そのカットの仕方が合っている合っていないっという判断よりも、お客様が求めるカットができるかどうかってことになります。
たまに新卒の子とか、自我の強いトリマーは、このカットはこうするって教わりました!
とか、
こうしないとおかしいですよ?って平気で言うトリマーがいますけど、
それは、トリマー側の意見であって、トリミングの学校を出たわけではない一般のお客様からすれば、そんな基準や基本よりも、自分が望むカットをしてほしいんですよね。
繁盛していないサロンに結構共通する、お客様のニーズを忘れて、サロン側の意見を通している典型例ですよね。
カットの話がでましたので1つ大事なことをお話しますが、
お客様にとって、カットの技術が「上手い!」、「下手!」の判断はどこで決まるかわかりますかね?
直接目の前で話したお客様では「ない」です!
お客様の評価は、お客様の周囲の人たちが決めています!
たとえば、お客様の犬友達や家族、ドッグランなどで話した人たち。
「え?可愛い!どこでカットしているんですか?」とか
「写真撮ってもいいですか?」とか、
第三者の意見が良ければ、お客様にとってそのサロンはカットが上手い。
「なんか変だね?」
「○○が不恰好で笑える?」
「いつものカットのほうがいいね!」
第三者の意見が悪ければ、お客様にとってそのサロンはカットが下手。
よくトイプーのオリジナルカットを希望するお客様っていますけど、
お客様の希望通りに100%カットを再現できたとしても、
周囲の人の評価が悪ければ、お客様にとって自分のセンスが悪い!っとはならず、サロンの技術が下手という評価になります。
それが人ってものです(笑)
やっかいですけど、トリミングサロンのお客様が安定的に顧客になってもらうためには、目の前の接客をするお客様だけがお客様じゃない!ってことを忘れないでいるといいと思います。
シャネルやヴィトンってブランドあるじゃないですか?
ブランディングの話になりますが、あれだって同じですよね。
周囲が誰でも知っていて、あっシャネルだ!ってわかってくれるから高額でも評価が高くなるんですよね。
芸能人やモデルの○○が持っているとか、知名度の高い人が見につけているとか、
高級デパートに入っているブランドだから信頼できる良いものでは?っとか、
を評価の基準材料にしてますよね?
もし近くのスーパーに置いてあって、周りが誰も知らない無名ブランドだけど高額だったら、おそらくほしいっという欲求はあまりわかないはずです。
だって、その無名で高額のブランドが、どんなにコストのかかる良い皮をつかっていようとも、希少価値の高い皮を使っていようとも、素人の僕には判断がつかないですもん(笑)
人気になるには、必ず「知名度」とお客様が求める「ニーズ」が関係しているってことです。
同じエリアにあるトリミングサロンでも、お客様の数が違うのはここの2つを押さえているかってことです。
あなたの作ったサービスは、お客様が求めているものですか?
最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。
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