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「動物病院 &トリミングサロン向け ハッピー経営のための応援ブログ」

投稿日時 : 2026-01-14 15:19:24 (27 ヒット)


閑散期の1月、経営者がやるべきこと
1)
最近、業界では
「ES(従業員満足度)」
「DX(業務効率化・AI・予約管理)」
といった言葉が、半ばセットで語られるようになりました。
・採用難だからESが大事
・人が足りないからDXで補おう
・仕組み化で現場を楽にしよう
なるほど。
一見すると、非常に“筋が通っている”ように聞こえます。
これが、今の業界のテーゼ(命題)でしょう。
ESを高める。
従業員が無理なく、安心して、長く働ける環境をつくる。
これは否定されるべきものではありません。
むしろ、経営者として当然の配慮です。
そして次に出てくるのがDXです。
・予約管理の自動化
・電話対応の効率化
・AIによるスキマ時間の最適化
確かに、技術は進化しています。
機能としては、非常によくできています。

2)
しかし、ここで一度、冷静になる必要があります。
ESが高ければ、
・生産性は上がるのか?
・利益は残るのか?
・組織は強くなるのか?
答えは、「場合による」です。
ESは、経営がうまく回っている“結果”として高まるものであって、
それ自体が万能薬ではありません。
DXは、
「誰が使うか」
「どう使うか」
「何のために使うか」
が曖昧な組織では、ほぼ確実に失敗します。
・効率化しても、空いた時間を有効に使わない
・仕組みがあっても、守らない
・数字への意識が低い
こうした人材が残っている限り、
DXは「宝の持ち腐れ」になります。
ツールは、人を変えてくれません。
人以上の成果を、ツールが生むことはないのです。
ESとDX。
どちらも正しい。
しかし、この二つを並べて語る議論には、
致命的な抜け漏れがあります。
それは、
その組織に、誰を残すのか
という視点です。
・頑張る人
・変化に対応できる人
・成果に責任を持てる人
この選別をしないまま、
・ESを上げ
・DXを入れ
ても、組織は強くなりません。
むしろ、
・頑張らない人も居心地が良い
・効率化しても成果が出ない
・優秀な人ほど、物足りなくなって辞める
という、最悪の結果を招きます。
これが、アンチテーゼ(対立命題)です。

3)
では、経営者は何をすべきか。
答えはシンプルです。
順番を正すこと。
1月。
繁忙期が終わり、比較的落ち着いたこの時期は、
経営判断を下すために用意された時間です。
ここでやるべきは、
・足すこと
・入れること
・新しいものを導入すること
ではありません。
見切ることです。
相場の格言に、「見切り千両」があります。
早く損切りすれば損は出る。
しかし、大損を防げるなら、その判断には千両の価値がある。

これは、人材マネジメントにも、そのまま当てはまります。
・変わる気がない
・成果に向き合わない
・周囲の士気を下げる
こうした人材を、
「採用難だから」
「辞められると困るから」
と温存する。
これこそが、最大の経営リスクです。
残念な人材が燻っていると、組織はどうなるか。
生産性はダダ下がりです。
他のスタッフの士気も下がります。
だんだんと牧歌的なぬるま湯体質に陥ってしまいます。
そうなってしまうと、組織にかなり根の深い病巣ができてしまいます。
大損してしまいます。
この大損が千両にもなりますよ、だから早めに見切りましょう、というのが
見切り千両」でしょう。
学生気分の延長でマネジメントしてはいけません。
社会人たるもの、信賞必罰です。
経営者としてクビにはできませんが、
法令を守ったうえで、役割や期待値を調整し、
組織への影響を最小限に抑える判断が求められます。
もちろん、解雇を安易に勧める話ではありません。
法令遵守を前提に、配置・役割・評価の見直しを行うという意味です。

4)
話を整理します。
・ESは大事
・DXも必要
・どちらも否定しない
しかし――
それらは「見切り」の後にこそ、真価を発揮する。
正しい順番は、こうです。
1.人を整理する(見切り千両)
2.役割と責任を明確にする
3.残った人材にESとDXを投下する
この順番を守れば、
・DXは加速装置になり
・ESは自然に高まり
・組織は強くなります。

5)
労働集約型の経営者の仕事は、
・流行のキーワードを追うこと
・最新ツールを比較すること
ではありません。
・どのようなメンバーで次の繁忙期を迎えるのか
・誰に投資するのか
・誰を戦力外通告するのか
これを決めることです。
ここでいう戦力外通告というのは、
・要職から外す
・役割を縮小する
・期待値を明確に下げる
いわゆる「アメとムシ」を実行することです。
奮起すればよし。
離職するなら、それもまた組織の自浄作用です。
とくに、1月のような閑散期は、アメとムシの好機です。
離職されても、次の繁忙期までには、補充採用とか、効率化とか、
事業の再設計を考える猶予があります。

もちろん、マンパワーがダウンしますので、それは痛いです。
でも、ですね。
見切り千両」なんです。
早めに手放すと、損には違いないが、それによって大損が避けられるのなら、
千金の価値があろうというものです。

なお、ウォール街でもズバリ、「損は落とせ、さらば利益は大ならん」(Cut loss and let profit run.)と言っています。利益は大ならんと、ポジティブなことにまで言及しています。
ポジティブな利益とはなんでしょう。
それは、適切な人材マネジメントによる大繁盛です。
人材マネジメントにおいて、アメとムシを繰り返すことは、
“平等であるべき”と勘違いせず、 “公平に” 信賞必罰で経営することです。
頑張っている人をフェアに評価し、応援し、波に載せていくことで、
生産性が上がり始めます。ムードがよくなります。離職率も下がります。
人が育つので、経営者は楽になります。経営そのものが大繁盛していきます。
この大繁盛が、ポジティブな利益であり、
ジンテーゼ(より統合された最適解)です。
1月。
この静かな時期に下した判断は、
春以降、必ず数字と空気として返ってきます。
ESか。DXか。
その前に、見切り千両。
これが、いま経営者に突きつけられている
現場のリアルです。

あなたの会社が100年続きますように・・・
そして、
トリミング業界と動物病院業界がますます繁盛しますように・・・

【まとめ】
・ESは、経営がうまく回っている“結果”として高まるものであって、
それ自体が万能薬ではない。
・DXは、「誰が使うか」「どう使うか」「何のために使うか」
が曖昧な組織では、ほぼ確実に失敗する。
・繁忙期が終わり、比較的落ち着いたこの時期は、見切ること。
・法令遵守を前提に、配置・役割・評価の見直しを行うこと。
・損は落とせ、さらば利益は大ならん。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
株式会社フクノカミ Fukunokami Consulting Inc.
〜 中小企業が100年繁盛するために 〜
オフィシャルサイト https://fmcf.co.jp


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