約半数の猫に兆候あり?! 猫の健康管理、関節...
2013年11月22日 パイプ名 : JP PET NEWS
株式会社エトレ(代表取締役社長呉羽伊知郎)が運営する、ペットの病気・健康情報サイトPetwell(ペットウェル)は、バイエル薬品株式会社様のご協力により、猫オーナーを対象に日常の健康管理と合わせて猫の関節炎についてのアンケート調査を実施しました。その結果、多くの猫の飼い主さんにとって、日常の健康管理において骨や関節についてのケアは優先度が低くなっていることがわかりました。猫が年をとれば動きたがらなくなるのは自然なことと考えがちですが、愛猫に隠れ関節炎が潜んでいる可能性は大いにあります。日頃から注意して観察し、早期に問題を見つけてケアにつなげることが、愛猫のQOLを上げるポイントとなるのではないでしょうか。【調査方法】Petwell読者の猫オーナーに対し、インターネット上でアンケートを実施【調査期間】2013年10月17日~2013年10月23日【有効回答者数】160件■■主な調査結果■■1、4分の1が年に1回未満の通院頻度と、猫の通院はハードルが高い。2、健康状態の観察ポイントは、食欲、排泄、行動の変化がトップ3。「腎臓・泌尿器系の病気」に関心が集まり、骨・関節系は優先度が低い。3、約半数の猫に関節炎の兆候はあるが、年のせいと考えられがちのため、隠れ関節炎が見逃されている可能性も。■猫の通院はハードルが高い?4分の1が年に1回未満の通院頻度愛猫と動物病院へ行く頻度を聞いたところ、25%が「1年に1回未満」と回答。「1年に1回程度」が最も多く、28.8%でした。さらに、愛猫が現在かかっている病気はないと回答した方(70.6%)で見てみると、「1年に1回未満」が31.3%、「1年に1回程度」が37.5%という結果になりました。愛猫がとくに病気にかかっていない場合、動物病院へは年に1回行くか行かないかというケースが多いようです。■健康状態の観察ポイントは、食欲、排泄、行動の変化がトップ3「愛猫の健康状態について、特に注意しているのはどんなことですか」と聞いたところ、「食欲があるかどうか」という回答が86.9%で最も多く、僅差で「排泄の回数や排泄物の状態」80%、「普段とは違う行動をしていないか」が71.9%となりました。また、今回のアンケートでは関節疾患に着目して、「歩き方や走り方」という項目を設定しましたが、こちらを注意している方は半数以下という結果になりました。■心配な病気は圧倒的に「腎臓・泌尿器系の病気」愛猫の健康管理をするうえで、特に心配な病気を聞いたところ、1位は大差をつけて「腎臓・泌尿器系の病気」56.3%となりました。先の質問で、日常の健康状態の観察ポイントに「排泄の回数や排泄物の状態」が上位に来るなど、腎臓・泌尿器系の病気に関するものに重点が置かれていることと一致します。一方で、「骨・関節などの病気」を特に心配している方は1.3%とかなり低い結果がでています。■約半数に兆候あり?!隠れ関節炎を見逃している可能性も。関節炎になっている猫が多いことを知っているかを聞いたところ、90.6%の方は知らないという結果になりました。一方、関節炎の兆候の可能性がある猫の日常行動の変化については、約半数の方が思い当たることがあるという結果に。また、その原因として「高齢になったから」が60%、「成長して落ち着いたから」が24%と続き、「骨・関節に異常があるから」と考える飼い主さんは2.7%と大変低くなっています。猫と関節炎がなかなか結びつかない方が多いため、日常行動の変化が加齢による自然なものと考えられがちであることがうかがえます。Petwellでは今回の調査結果をふまえ、愛猫の関節炎についての情報を飼い主さんにお伝えするために、猫専門病院・東京猫医療センター院長の服部幸先生監修の特集記事を公開しています。<特集記事>「最近遊びたがらないな」と思ったら、『変形性関節症』かもしれません!(PetwellReport)http://www.petwell.jp/report/2013/11/19/1123
記事詳細 http://news.jprpet.com/news/detail/00049667/