犬のベタつく肌は、何が問題になるのでしょう?
犬の場合、ヒトとは異なり、皮脂の分泌はある程度は重要だと言われます。
コートの保護という意味ではもちろん重要です。
しかし皆様ご存知の通り、皮脂の分泌量も「犬種」「部位」などにより違いがあります。
ただし、皮脂の分泌量が多いことが問題なのではなく、部分的・もしくは全身の皮脂の分泌量が多いことで
感染が起こりやすくなったり、皮脂によりシャンプーや薬用成分が有効に作用しないことが問題になります。
ちなみに、シャンプーに含有される界面活性剤は、脂分を除去する作用はさほど強くありません。
あくまで、汚れの除去ですので。
そこで、動物病院で使用される皮脂除去製品を独自の分け方で3パターンに分けてみました。
1、強力脱脂系(ヒトで言うと、局所的なニキビ予防剤):ピーリング、殺菌、乾燥促進作用を持つ。
→重度の脂漏症状の治療として使用。角質層も溶かしてしまうので、敏感肌やデイリーケアとしては不向き。
2、中等度脱脂系(ヒトで言うと、ニキビ対策もある洗顔料):アルコール系を含有、皮膚保護成分も含有
→1と比較すると作用はマイルドだが、削り落とすという作用に関しては同様。
3、皮脂乳化系(ヒトで言うと化粧品落とし):オイルによる乳化
→マイルドに余分な皮脂を乳化する。低負担なので、長期使用が可能だが、重度の症例ではより強い脱脂が必要。
と分けられます。
全て、余剰の皮脂を取り除くことを目的とはしていますが、作用や強度が異なります。
ただし、最も重要なことは、効果が明確であるか。そして、実際の症例に用いられているか。
ということです。
脱脂系の製品としては、効果が明確であるかが重要です。
そして、乳化系であれば、単純に成分があっているだけではなく、動物病院た上で、薬用シャンプーや低刺激シャンプーと併用しても長期使用で効果を示すかどうかを確認する必要があります。
AFLOAT DOGのクレンジングオイルは、現在皮膚科獣医師の協力の元、大量に有効症例を回収しています。
治療品質のものをサロンでも安心して使用して頂くためには、ちゃんとした動物病院での研究が必要になるんですね。
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