【5】各都市の特徴 ニューヨーク/ロサンゼルス

文:ワールドナビゲート

ニューヨーク


ドッグウォーカー発祥の地だけあって、マンハッタンの町はどこを歩いても犬がいっぱいです。ドッグランも多いし、それぞれの場所によって特徴があるのでドッグランめぐりも楽しいです。犬が多い分、当然犬の関連施設、シェルター、獣医院、デイケア・ボーディングショップ、トレーニング教室、グルーミングショップ、ペットブティックetc.

犬に関するサービスはモーレツな競争を強いられ常に切磋琢磨しています。消費者の賛同が得られなければすぐに幕を閉じなければいけない厳しさもあるので、各企業はオリジナリティとマーケティングをとても工夫しています。(アメリカは他の地域もそうですが、犬の歯のレントゲン1枚$500から一回の診療が$30の獣医院まで医療、店舗、トレーニング教室、すべて顧客が自分の好みのスタイルを選びます。)

フラット(マンション)の生活が多いと言うこと、飼い主が昼は仕事で犬がお留守番をしたりデイケア、ドッグウォーカーに預けられたりする生活様式は、日本の都会に共通する部分が多いので、犬の問題行動、トレーニングの研究にはもってこいです。
活躍している日本のグルーマーももちろんいます。2月のウェストミンスタードッグショーの時期には町中まさしく犬だらけで、寒い中、飼い主と毛皮(?!)のベストを着ている犬が闊歩したりしています。


ロサンゼルス


ニューヨークに対比して西海岸の都会ロサンゼルスですが、市中心部にもセレブなペットストア、犬同伴OKのショップなどもありますが、全体的には住宅のある郊外が広いためそれぞれの地元のお店が活躍しています。

民間のシェルターが多く乱立するマンハッタンと異なり、公のシェルターの存在は日本に似てやや暗い(?!)イメージです。その代わりに犬種別レスキュー団体(アメリカでレスキュー団体というのは飼われなくなった犬を引きとったり、災害の迷い犬を保護したりする、犬をレスキューするボランテイァ団体です。)が活躍しているので、犬が欲しい人は自分の好みのブリードの団体に連絡してアダプトしています。

開放的な土地柄ですから海岸近くマンハッタンビーチを散歩させてる姿も短パン、水着など映画の1シーンのように様になってます。