SuperGroom in ラスベガス レポート1

株式会社JOKER   中島 秀輔


 
SuperZooとはラスベガスで毎年開かれるペット産業トレードショーであり、今年も9月18日からの3日間、アメリカ中のペット関連業者が多数集まるこのイベントが、ラスベガスにあるマンダレーベイホテルのコンベンションセンターで開かれました。

その中でグルーマーが賞金と名声を掛け技術を競い合うSuperGroomコンテストが開催されました。
競技スケジュールの初日はスポーティング/テリアクラスとプードルクラス、2日目はミックスブリード&ピュアブリードクラスとスーパーモデルドッグクラス、3日目はクリエイティブグルーミングクラスと開催され、僕は2日目のスーパーモデルドッグクラスに出場しました。
他のクラスの優勝賞金は1000ドルですが、このクラスだけは5000ドルということで、それだけにもっともプログルーマー達が気合を入れて参加してきました。
ちなみに参加総数は37名で、その内日本人の参加は日本からの5名とアメリカ在住の方が1名でした。

前日にモデルドッグを受け取り夜中までブラッシングに励み(40肩にはかなりきつめ・・・情けない・・・)、やや筋肉痛のまま競技会場に向かいました。緊張からなのか体調がいまひとつのまま競技が開始してしまいました。 しかし競技開始すると非常に体は軽くなり、頭もすっきりとしてとにかくハサミがものすごく早く動いているように感じました。(実はしばらくの間の記憶があまりないのです・・・)後で聞いたのですが、周りで見学していたスタッフ曰くその間のスピードは異常に早かったとのことでした。
確かに競技開始から1時間後に休憩取るのですが、その1時間でほとんど出来上がっていた状態でした

休憩後は時間に余裕があったので、体に色を付けてみました。犬種がシュナウザーだったのでブラック&シルバーの毛色を意識して作業をおこないました。このモデルドッグでは始めての色づけだったので、想像とは違いどちらかと言えばソルト&ペッパー風に仕上がりました

競技時間2時間15分が終了し、6、7名の審査員の審査が開始しました
その後集計時の協議がもめていたらしくかなり待たされました。 発表が始まり、まずは6名の入賞者の番号が発表されました。僕の番号の「360番」もその6名に選ばれました。そしていよいよ1位から3位の発表で、1位はレイクランドテリア、2位はプードル、3位が僕のシュナウザーが入賞しました。

初めてのアメリカでの競技会参加、そして入賞という感動、まして3位という高い評価を受け、自分にとって今後の自信につながりました。できれば来年も参加し、さらに上を目指せるよう頑張りたいと思いました。 ラスベガスよ・・・See You next year!って感じですかね・・

グルーマーというのはどうしても視野が狭くなりがちなものです。また毎日お客様のグルーミングだけでは目標が見えなくなるのかもしれません。いつも夢があり、目標を持っているグルーマーは、きっとお客様にとっても嬉しいものだと思います。そのように自分を支えてくれているファンであるお客様のためにも、自分はこれからも様々なチャレンジをしていきたいと思います。ご声援よろしくお願いいたします。

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