トリミング
トリミング : インフォームドコンセント
インフォームドコンセント
ウィキペディアによると
「インフォームド・コンセント(英: informed consent)とは、「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意」を意味する概念。
と、やや硬い言い回しではある。しかしこの事はトリマーにとっても重要な業務であると思う。インフォームドコンセントをするかしないかによっては施術後に真逆な結果になることが多々ある。
例えば「毛玉」はわかり易い事例である。お預かり時に何も言わずトリマーが受け取り、始めてみたら意外と梳くのに時間が掛かり、終了後お客様に毛玉料金を請求したとする。
するとお客様からすれば「そんなの聞いてないよ!」「毛玉なんてうちではなかった!」と感じられ、トリマー側は30分以上も梳くのに時間掛かったのに「すみません。毛玉料金500円もらって良いですか・・・」と安い値段を申し訳なさそうにお客様にお伝えする・・・。
いかがでしょう?この心理状況。つまり、最初にきちっとわかり易く説明してあげればお客様からは感謝され、また料金ももう少し頂けたのでしょう。
3?4名くらいの小さなお店ですが、スタッフ全員が毛玉以外にも様々なインフォームドコンセントをしっかり行ったことで、通常のトリミングコース売上以外で20万円ほど前年を上回りました。逆を言えば、今まで無駄な割引を毎月20万づつ支出していたということです。
「お客様に嫌な思いをさせ、謝りながら頂戴するわずかな金額」と、「ご理解いただき感謝され、堂々と頂戴できる金額」
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