2014年6月11日(水)・12日(木)アリミノビルB1ホールで株式会社インターズー主催『トリミングセミナー2014 in 東京』が開催されました。
本記事ではセミナー2日目の内容をお伝えします。
◆本当は教えたくない!? 軟毛プードルの攻略法 ~講師:鈴木雅実先生(SJDドッググルーミングスクール)~
第1部は「軟毛プードルの対応法」。毛質や毛量でお悩みのトリマーさんも多いのではないでしょうか?
シャンプーやリンス、フィニッシャーなどを毛色・毛質に合わせて選択。使い方やコツも1つ1つ動画を用いて丁寧に解説され、スクリーンに映し出される写真を撮影される受講者も多く見受けられました。
サロン向けのアドバイスをはさみながら、コーム、シザーの入れ方も分かりやすく解説。
マズルの毛の少ない子にボリューム感を出すには?説明しながら実演、みるみるうちにふっくら仕上がっていきます。
今回モデルで登場したエンちゃんです!どうでしょう、このフンワリ感!
いかにスピードを上げ効率的に且つ効果的に仕上げるか…先生ご自身の研究や経験がふんだんに盛り込まれた講演でした!
◆サロンで応用できる! 基礎からわかる、ポメラニアンのショー・クリップ ~講師:草間理恵子先生(ミリオンセラーズ)~
第2部はポメラニアンの登場です!まずは色素や歴史、そしてスタンダードのお話から始まります。元々はコンパニオン・ドッグ&トイ・ドッグのグループに属していたポメラニアン。時は変わり、今はプリミティブタイプ(原始的な犬)・スピッツのグループに登録されているので、「かわいい」ではなく「躍動感」が求められます。
足回りのクリッパー使いを披露する草間先生。本来ポメラニアンはカット犬種ではないので、いかにカット感なくナチュラルに仕上げるかが重要です。
先生個人で用いる技法(他の人には教えないそう)も解説。1か月たっても丸さがキープされるそう。笑顔で愛犬に話しかけながら進めていきます。
受講者の中から数名、檀上にあがって実践していました。先生ならではの技法に初挑戦!
こちらの方は足回りのカットです。先生が丁寧に教えてくれて、めったにないチャンスですね!
この後、ポメラニアンで注意すべき「脱毛」について、現実に起こった症例写真を見ながら解決策・対策など話は進みました。
◆レッツ・チャレンジ! ジャイアント・シュナウザーのショー・クリップ&ペットアレンジ ~講師:丸山恭司先生(モンテソルケネル)~
ラストは、見る機会も少ないのではないでしょうか?初登場のジャイアントシュナウザーです!
向かって右の子はペットカットをメインに、左の子はプラッキングをメインに進みます。バリカンは1頭につき約10分!後肢アンギュレーションを出す際は、先生のダイナミックな実演に、会場内がうねり声でいっぱいになりました。
質疑応答コーナーでは、質問した受講者を檀上に招いてトリミングナイフの動かし方をゆっくりと見せながら回答。その他にも、プラッキングの重要性や、ボディの作り方、ブレンディングの方法など解説。ジャイアントシュナウザーに限らず、他の犬種にも通ずる貴重なお話です。
完成です!この後、会場内をぐるりと回ってハンドリングのパフォーマンスも繰り広げられ、その格好良さは圧巻でした!
出店企業様
ジェックス株式会社
株式会社キリカン洋行
株式会社PLUSH PUPPY JAPAN GROOMING PRODUCTS
株式会社リガート
株式会社たかくら新産業
株式会社アンドー
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