2014年3月26日、渋谷のSJDドッググルーミングスクールにて「東京都ケネル事業協同組合セミナー」が開催されました。
主催:東京都ケネル事業組合 協賛:アニコム損害保険株式会社、SJDドッググルーミングスクール
このセミナーは、東京都ケネル事業組合の組合員向けでしたが、一般の参加も可能ということで、組合員以外のペットショプやペットサロンの経営者、ドッグトレーナー、学校の先生などの参加がありました。
協賛されているアニコムさんは、ペット事業者向けの賠償責任保険&スタッフ障害保険「新こまいぬ」を扱っていて、今回はその保険をベースとした事例や特徴などを勉強するセミナーです。
主催:東京都ケネル事業組合 協賛:アニコム損害保険株式会社、SJDドッググルーミングスクール
このセミナーは、東京都ケネル事業組合の組合員向けでしたが、一般の参加も可能ということで、組合員以外のペットショプやペットサロンの経営者、ドッグトレーナー、学校の先生などの参加がありました。
協賛されているアニコムさんは、ペット事業者向けの賠償責任保険&スタッフ障害保険「新こまいぬ」を扱っていて、今回はその保険をベースとした事例や特徴などを勉強するセミナーです。
第一部は、「法律の専門家が語る、店舗のトラブル事例と法律」と題して、東京不二法律事務所・アニコム損害保険会顧問弁護士の仲 隆 弁護士による講演
ペットショップなどで実際に起こったトラブルの事例を挙げて、「どのように対応したか・・」「リスクを回避するにはどうするべきだったのか・・」「いかに契約書の内容が大事か」というお話では、どこのお店でもありえるリアルな内容でした。
例えば・・
トリミング中、犬の耳を切ってしまい、治療費・交通費を負担しているほか、1万円の見舞金を支払い、さらに3万円の見舞金を支払うと約束したが、さらに犬の耳から出た血により自宅の壁紙が汚れた、その修繕費も負担して欲しいといわれている。
なかなか、シビアな話ですが・・きちんとした契約書を用意することで多くのトラブルは回避できるそうです。ただし、
・ 契約書=クレームが減るというわけではない
・ 契約書だけでは解決できない複雑で難しい場合も多々ある
という事は意識しておく必要があると強調されていました。
第二部はアニコム損害保険会社の選任獣医師 関谷 鷹士先生のよる「店頭販売上位人気犬種の好発疾病について」という講演
ご存知の方も多いと思いますが、アニコムではペット保険の保険金支払いデータにもとづいた疾患統計(家庭どうぶつ白書)を毎年リリースされています。今回はその中から特にサロンワークで多く遭遇する「外耳炎」や「アレルギー性の皮膚炎」、トリマーが発見することも多い「乳腺腫瘍」や「白内障」と言った疾患の話です。
面白いと思ったのは、保険料の支払総額ランキング7位の「消化管内異物」の話。
全国で年間20万頭以上(推定)が誤飲している計算になるそうですが、月単位だと12月が誤飲事故の発生が一番多いそうです。
12月といえばクリスマス。クリスマスといえばチキン!という事で、鳥の骨などが消化器に刺さったりするようですね。ちなみにチョコレートの誤飲による「チョコレート中毒」の請求件数が一番多い月は・・お分かりですよね。そうバレンタインデーの2月です。
第三部は「ペット保険の現況、施設賠償保障制度『こまいぬ』について」という講演です。
講師はアニコムフロンティア株式会社 代表取締役社長 磯部 大樹 氏
ペットショップやペットサロンで仕事をしていると、お預かりしているペットにケガ(あるいは死亡)をさせてしまう可能性があるわけですが、万が一、法律上の損害賠責任を負担した場合に、これによって生じる損害を補償してくれるのが「ペット事業者賠償責任保険」逆にトリミングなどの作業中にペットによってスタッフがケガをした場合は「スタッフ傷害保険」というのがあり、後遺障害や手術費用などを補償してくれます。これらを総じて「新こまいぬ」という商品名で販売しています。
(購入するには中央ケネル事業共同組合連合会に入会する必要あり)
お店を運営する上での「安心」を買う意味が強いのかな~と思いましたが、それ以外にもアニコムの分析によると補償に対する金銭的なメリットはもちろんですが、トラブル解決に要する時間的なコストや、保険に入っていることでお客さまにも安心してもらえるなど色々なメリットがあるようですね。「スタッフに与える安心」という意味では求人にもメリットがありそうですね。なかなか興味深い分野だと思います。
年内にもう一回ぐらいは同様のセミナーを開く予定との事でしたので興味があるかたは参加してみてください。
「新こまいぬ」お問い合わせ
アニコムフロンティア株式会社
ペットショップなどで実際に起こったトラブルの事例を挙げて、「どのように対応したか・・」「リスクを回避するにはどうするべきだったのか・・」「いかに契約書の内容が大事か」というお話では、どこのお店でもありえるリアルな内容でした。
例えば・・
トリミング中、犬の耳を切ってしまい、治療費・交通費を負担しているほか、1万円の見舞金を支払い、さらに3万円の見舞金を支払うと約束したが、さらに犬の耳から出た血により自宅の壁紙が汚れた、その修繕費も負担して欲しいといわれている。
なかなか、シビアな話ですが・・きちんとした契約書を用意することで多くのトラブルは回避できるそうです。ただし、
・ 契約書=クレームが減るというわけではない
・ 契約書だけでは解決できない複雑で難しい場合も多々ある
という事は意識しておく必要があると強調されていました。
第二部はアニコム損害保険会社の選任獣医師 関谷 鷹士先生のよる「店頭販売上位人気犬種の好発疾病について」という講演
ご存知の方も多いと思いますが、アニコムではペット保険の保険金支払いデータにもとづいた疾患統計(家庭どうぶつ白書)を毎年リリースされています。今回はその中から特にサロンワークで多く遭遇する「外耳炎」や「アレルギー性の皮膚炎」、トリマーが発見することも多い「乳腺腫瘍」や「白内障」と言った疾患の話です。
面白いと思ったのは、保険料の支払総額ランキング7位の「消化管内異物」の話。
全国で年間20万頭以上(推定)が誤飲している計算になるそうですが、月単位だと12月が誤飲事故の発生が一番多いそうです。
12月といえばクリスマス。クリスマスといえばチキン!という事で、鳥の骨などが消化器に刺さったりするようですね。ちなみにチョコレートの誤飲による「チョコレート中毒」の請求件数が一番多い月は・・お分かりですよね。そうバレンタインデーの2月です。
第三部は「ペット保険の現況、施設賠償保障制度『こまいぬ』について」という講演です。
講師はアニコムフロンティア株式会社 代表取締役社長 磯部 大樹 氏
ペットショップやペットサロンで仕事をしていると、お預かりしているペットにケガ(あるいは死亡)をさせてしまう可能性があるわけですが、万が一、法律上の損害賠責任を負担した場合に、これによって生じる損害を補償してくれるのが「ペット事業者賠償責任保険」逆にトリミングなどの作業中にペットによってスタッフがケガをした場合は「スタッフ傷害保険」というのがあり、後遺障害や手術費用などを補償してくれます。これらを総じて「新こまいぬ」という商品名で販売しています。
(購入するには中央ケネル事業共同組合連合会に入会する必要あり)
お店を運営する上での「安心」を買う意味が強いのかな~と思いましたが、それ以外にもアニコムの分析によると補償に対する金銭的なメリットはもちろんですが、トラブル解決に要する時間的なコストや、保険に入っていることでお客さまにも安心してもらえるなど色々なメリットがあるようですね。「スタッフに与える安心」という意味では求人にもメリットがありそうですね。なかなか興味深い分野だと思います。
年内にもう一回ぐらいは同様のセミナーを開く予定との事でしたので興味があるかたは参加してみてください。
「新こまいぬ」お問い合わせ
アニコムフロンティア株式会社