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「愛され顔の作り方」講習会の取材レポ

カテゴリ : 
イベント紹介
執筆 : 
staff 2014/3/21 18:10 閲覧 (21413)
2004年3月20日専門学校ビジョナリーアーツにて「愛され顔の作り方」講習会が開催されました。主催:日理株式会社



会場には動物病院で働くトリマーさんが50名、ビジョナリーアーツの学生さんが20名の計70名で満席でした。
今回のセミナーは初級~中級クラスのトリマーさん向けに設定されたもので、ベテラントリマーさんには基本の再確認、学生さんには新たな技術を発見していただくため、学校の授業のように丁寧な解説で進行していきます。
また新人トリマーを教育するためのコツや指導法のレクチャーなどもあり、今後のサロンワークに色々と参考になりそうです。





第一部は、このイベントを後援しているPLUSH PUPPY JAPAN GROOMING PRODUCTS の高橋代表によるPlushPuppy製品の説明です。ドッグショーをやっていたり、興味がある人にはおなじみ・・会場でよく見かけるあのメーカーさんです。

「なぜ世界一流のプロハンドラー達に支持されているのか?」

というお話なんかはこのシャンプー屋さんらしいですね。こだわりの強いプロハンドラーさん達の要望に応えていたらそうなったのかわかりませんが、どちらかと言うとマニアックな商品が多いという印象ですが、どれも実用的ものばかりなのでサロンのトリマーさんにも人気のあるシリーズです。



第二部はSJDドッググルーミングスクール代表の鈴木雅実先生によるシーズーおよびプードルの「愛され顔の作り方」講習です。
シーズーをモデルにしたセミナーは久しぶりです。

モデルは顔のカットセミナーなのに、顔をカットされるのが苦手!?なフラワーちゃん♀。

 



プロジェクターを使ってシーズーのベイジングやドライングのテクニックが紹介された後、カットにはいります。シーズーの顔カットで注意が必要な“ハチ”が張っている側頭部のカットや、頬あたりで輪郭のラインから出たり引っ込んだりする毛(←トリマーさんなら分かってもらえるはず)に対しては会場のトリマーさんからも質問が飛び交い、とくに丁寧な解説がありました。




続いて、プードルのテディベアカットです。モデル犬はビーナスちゃん。




こちらもまずはプロジェクターによるベイジングの解説から。シャンプーに関してはシーズーとプードルではぜんぜん違うタイプのものを使用し、その犬種や毛質にあったものを選択する必要性を説明されていました。
顔のカットはハサミの角度や失敗しにくいカット手順など。質疑応答で「目の上の角度」に関しての質問がありました。横から見た時、一番高い部分は耳の付け根にもってくるといい感じになるそうです。
最近のテディは耳のラインを入れないのが流行りなのですが、今回はあえてハッキリ入れていきます。




今の若いトリマーさんはご存知ないかもしれませんが、1990年代後半はダックスに抜かれるまでシーズーがJKCの登録数でNo.1だった頃がありまして、その頃のトリマーの仕事と言えばシーズーばかりカットしてた時代がありました。一時期の人気は無くなったものの、それでも近年では8年連続で7位という、安定した人気があります。今後、ひょっとしたら需要が増えるかもしれないシーズーのカットはもう一度チェックしておきたいですね。

プードルに関しては時代と共にスタイルの流行があり、常に進化し続けているのがわかります。今回のセミナーはあえてベーシックなテディベアカットでしたが、今後もこのシリーズでセミナーを行うそうなので次回開催の際は是非参加してみてください。
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