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【トリマー求人】覚醒の瞬間。その2

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執筆 : 
staff2 2008/7/23 20:48 閲覧 (12420)


トリマーのお仕事情報サイトシュガースピン

【覚醒の瞬間。その1】からのつづき。
6時間目の学級会が始まった。
1986年の学園際に出店する3年2組のラーメン店の商品企画会議のこと。

まったく誰もしゃべろうとしない。当たり前だ。
このボクが出店する店舗計画のいわばプロジェクトリーダーなのだ!
まず、3年生なのでがり勉くんは参加しないだろう。
体育会系の男子生徒もボクのアイデアには乗ってないだろう...。
というかボクは彼らとまったく接点がなくたぶん会話は成り立たないし体育会系の男子は
運動会「命」で学園際ではもっぱらプロレスのエキシビジョンマッチに夢中だ。

ミルマスカラスとかタイガーマスクとかです。(80’sのプロレス、知ってる?)

....................................................。40分経過。

6時間目終了のチャイム。

結局なにも決まらずだった。

ひたすら「くやしい。」

久しぶりに屈辱的な気分を存分に味わったのがよかったのか、開き直って
いつもとおりの作戦に出ることにした。

先のブログでも書いたが高校時代のボクは夜男だったのとアパレル関係のアルバイトを
していたので女子の友達は多数。

※ひつこいですが女子の友達が多かっただけで決してモテたわけではない。

ただ女子には幅の広いコネクションと太いパイプを持っていたのは間違いない。


【 夜。】

繁華街のショットバー(古い!)にクラスの女子数人を招いて、
いつものメンバーでちょっとした会議なるものを開催することに成功。

これがまた、断然盛り上がる。(昼間の学校のとは全然違う。)
ボクはアパレルのアルバイトに加えハンバーガーショップやピザ屋さんでのアルバイトも
しており(当時で月15万ほど収入があったのとハンバーガーショップのアルバイトは今でも信じられないが3年生の頃には副店長にまでなっていた、ちなみに土曜の勤務シフトは早番で
当然、学校には行かない。)厨房器具に関しては調達が容易だったのと、父親が飲食関係の仕事をしていたのでインスタントラーメンの仕入れは格安だった。
クラスの女子と夜のミーティングで話しあった結果ボクが厨房什器関係の調達と食材の仕入れ、調理を担当してホールと売り上げの管理は女子に任せることになった。
学園際当日の前夜、3年2組のクラスを改装して翌日の店舗開店に備えることにした。
ちなみに男子はもちろんボク1名。
他はバレー部の女子と夜のお友達たちだ。(ボク+7名8名くらいはいました。)
ホールは全部女子任せなのでボクはみんなが気持ちよく開店準備ができるように
ラジカセ(こんないい方いまどきない。80’Sです。)と気の利いた音楽をバレー部の隊長に渡して、一人厨房のセッティングに集中した。
※音楽はたしかグレンミラーのチャタヌガチューチュー、なんでこれだったのか?(中華なのに)

女子なので一致団結は部活のりです、どんどんお店が出来あがってゆきます。

※今でも覚えてますが調理係りは当日、手に傷などの怪我があると保険委員の許可が下りないとのことだったので手に傷を作らないようにとても気を使ったのが今での記憶にあります。
なんのことはありません、昔も今と同じようにとても緊張していたのです。

ラーメンの価格はぎりぎりまで女子と打ち合わせを行った結果、塩、味噌、チキン、
3種類で全部価格は250円だ。

ハッキリいって学園祭の水準からいうとメチャ高い価格設定です。

でも1986年当時の学際にはラーメン店はなく他に競合といえば2件先の3年5組の
うどん屋さんが競合か。ちなみにこちらは1杯150円でキツネうどんときた。


学園際は3日間つづく、前夜祭から3年2組のラーメン店(ニーハオ!)は大繁盛した。

ここでも女子は違う。開店当日はクラスの女子が家から麦茶を作ってお客様にはサービスで
出すという気の利いたアイデアをボクにはこっそり用意していたのだ。
※このサービスは大ウケだった、だって隣のドリンク店で麦茶は1杯50円で販売していたから。

普段、ボクを煙たがっていた先生たちもこの日はボクとクラスの女子全員を褒めてくれた。

さて3日間で売り上げた3年2組のラーメン店「ニーハオ!」の売り上げは......。スゴイ。

もちろん先生には内緒で売り上げの一部をクラスの女子と山分けした。
山分けだったが売り上げが大きかったのでボクの手元にも数万円が転がりこんだ。

せっかく、ラーメン店出店でクラスの担任からお褒めの言葉をいただいたのに
1986年当時クソガキだったボクは有頂天になってその後しばらくはタクシー通学となる。

このまま、いくとお前は単位不足で卒業は「不可」の督促状をありがたく先生から
いただいていたのでがんばって朝弱いのを我慢してタクシーまで使って通学していたのに.....。

その後 校門の前で運悪く担任の先生にタクシー通学がバレてしまう。

【その時の先生とボクの会話】

  先生; お前っていうヤツは.....。こんなの許されると思っているのかっ!!

クソガキ; えっ、先生、でも単位が足りないって言うからがんばって1時間目から.....。

  先生: バシッ!(顔を平手打ち)

タクシーの運転手; 君、大丈夫?警察、呼ぶか?

クソガキ; チッ、そんなこと心にもないくせに(心の中で)

クソガキ; 運転手さん、いいですよ。おつりいいんで行ってください。

  先生; ...........。

クソガキ; なんだよ、おっさん!(心のなかで。).....

  先生; 島村!お前もう、今日は帰れ! 明日も来なくていい!(怒)

クソガキ: わかりました、じゃー先生、悪いっすけど、帰るんでタクシー呼んでくれますか?



今日はここまで。
島村

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