Re: ドライの負担

こんにちは。

ケース・バイ・ケース、ではないでしょうか？
ワンコが高齢や肥満、はたまた興奮しやすく体温が上がりやすいのに
数本のドライヤーでガンガン乾かしたら当然暑いし熱中症のリスクも。

私は一人でトリミングする際にはシャンプー後にガクガク震えて
寒がるようなワンコにはスタンド･ドライヤーでゆるく温風を送りつつ
ハンドラでドライしますし、逆に上記したようなタイプで負担を
かけられないワンコにはスタンドで冷風を送りつつドライしたり・・・と
臨機応変にワンコのタイプやその時の状態（気温や室温湿度なども含め）で
ドライ方法も様々です。

私も学校での指導を長くしていましたが、まず学校では初心者に技術を
教えるのでリスクの少ない方法を用いること、あるいは多くの学生を
指導するがためにマニュアルを作ったり、作業順序を決める必要があり
かならずしも実践で用いられる方法ばかりではないこと、を理解して
状況に合わせて臨機応変な仕事が出来るようになると良いと思います。
教習所と一般道路の差、というとわかりやすいでしょうか？

話がズレてしまいましたが、もちろん学校で習ったことは、間違いでは
ありませんがワンコは千差万別ですから習ったことがどのワンコにも
該当するわけでもないのでそこを「読んで」いく必要があります。

その時のワンコが激しくパンティングをしていたなら「負担」が大きかったと
言えますし、何でもない顔して乾かされていたなら、そのコにとっては
負担がなかった、と言えます。

でもワンコの負担を思って疑問に思うことは素晴らしいと思います。
今後もいかにワンコに負担をかけずにトリミングしていくか、考えて
立派なトリマーさんになって下さいね。