コラム:ペットオーナーに聞いた。現状のペット...
2013年08月31日 パイプ名 : JP PET NEWS
8/22(木)~25(日)で幕張メッセ(千葉県)にて開催された『インターペット2013』における取材報告。(http://www.interpets.jp/)ビジネスマン9565人、一般の方47579人がいらっしゃっていて会場は大盛況の様子であった。本会では、JPR調査部により一般ペットオーナーの持つ動物病院選びの悩みや健康上の悩みについて、生の声を調査してみた。動物病院に対する悩みでは、「何を基準に動物病院を選んでいるのか」「動物病院に行った際に気になる点」ということを中心にアンケートを実施した。一般的に獣医師が考える動物病院の基準では、インフォームドコンセント力や技術力などの基準は勿論重視されていると言われる。しかし、現在かかりつけの動物病院を選ぶ基準として重視されていることが通いやすい距離であること(46%)そして、獣医師や看護師の態度(45%)というスタッフの接遇能力、更には口コミや知人からの紹介などの評判(41%)がもっとも重視している傾向が見られた。ペットーオーナー自身が初めて行く動物病院で、獣医師の技術力を測ることは難しく、「通いやすい」・「親しみやすい」・「いい噂がある」という基本的な事項を考えると当然とも言える結果である。また、動物病院を離れる理由としては、獣医師や看護師の態度(37%)、知識・技術力(34%)、診療料金(25%)という結果が見られた。つまりは、一般的に獣医師が重視している項目は、顧客(患者)の固定化のためには有用であることには間違いではないが、新規顧客の獲得という点に関して不足していると考えられる。現在の動物病院市場では、競争は激化し、勝ち残る動物病院を作るためには差別化を行うことは必須であると言われて久しいが、具体的にどの部分を強化するべきなのか。既存顧客の固定化も勿論重要ではあるが、新規顧客に対する「集客」が出来る動物病院こそ差別かできている動物病院と考えられる。一朝一夕では作りがたい「スタッフのホスピタリティ力」や「獣医師の技術や知識」以外の部分で最も効果的な部分に関してリサーチを進めるために、動物病院内のある部分について更なるリサーチを行ってみた。こちらは次号にてお届けしたいと思う。あとがき本リサーチに関して、アンケート回収および集積に協力いただいた大川獣医師(パラソルヘルスケア)によると、現場ではいかに気分良くいられるか、という思いで動物病院を選ばれている患者様が増え、動物病院もそのニーズの対応を行うことが重要ではないだろうか。ということであった。■アンケートに関するご質問は、JPR調査部info@jprpet.co.jp■株式会社ペティエンスメディカルパラソルヘルスケア事業部についての詳細はこちらhttp://www.para-sol.jp/TEL042-860-6978FAX042-860-7463
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