■トリマーの学校について認可校・無認可校とは? トリミングを教えてくれる学校を「専門学校」と呼ぶことがあると思いますが この「専門学校」という名称は、どこの学校でも使用できるわけではありません。 それぞれの法律で定められた設置基準をみたした学校で、各都道府県知事から認可された学校だけが使用できます。(=認可校) 組織自体が大きく、施設や設備もしっかりして、他業種の色々なジャンルの学科などが集まった総合的な学校が多いようです。 しかし、トリミングとは無関係な教養がカリキュラムに多く組まれていたり、トリミングに対する授業時間が少なかったりと授業内容も総合的なようで、その分授業料も下記のスクールに比べるとかなり高額になっています。 これに対して、認可を受けていない学校は「無認可校」といいます。 規模に関係なく"正規の学校"としては扱われません。卒業しても学歴に残りません。 学割(通学定期)が利用できなかったり、学校の倒産など公的な救済がなかったり、と認可校にくれべて不利な点がいくつかあります。 トリミングスクールの大半がこの「無認可校」となりますが、認可校にくらべ法律の規制がない分、個性的で表現豊かな授業や学科の選択ができます。 また認可校に比べて、トリミング技術が高水準なスクールが多いところは注目する点でしょう。しかし、中には「無認可校」という立場を逆手にとって決して関心できない授業を行う学校もあるので見極めが大切です。 JKC公認トリマー養成機関とは? JKC公認トリマーについては■トリマーの資格の「種類と取得方法」その1でお話しました。このJKC公認トリマーという資格を発行している社団法人ジャパンケネルクラブが定める「トリマー養成機関規定」をクリアして認可された学校が「JKC公認トリマー養成機関」となります。 現在、このJKC公認トリマー養成機関に指定されている学校は23校(うち4校は分院)あります。 JKC公認トリマー養成機関一覧 養成機関の最大の特徴は、JKC公認トリマーという資格を取得するまでの期間の短さにあります。例えば、JKC公認トリマーB級を取得しようとした場合、通常の一般試験だと最短でも4年かかるところを2年で修得できます。 また、JKCの定める学校なのですからJKC公認トリマー試験に対するノウハウを沢山持っています。 JKCのトリマー試験は実に細かいトリミング作法やパーツごとの配点方法があり、何も知らずに受けるのはとても不利です。そこが「一般試験では難しい」と言われる所以の1つです。 総論 「認可校だから・無認可校だから」とか「JKC養成機関だから・そうでないから」という考え方だけで学校を選ぶのは賢い選択とは言えません。経営や教育理念はその学校によってまったく違うのですから個々の学校単位で見定め、総合的に判断するべきです。 当然のことですが・・入学を希望する学校は徹底的にリサーチすることをお勧めします。 学校によってはパンフレットやホームページがあったり、説明会やスクール見学などを実施しているところもあります。そのようなイベントには積極的に参加し、たくさんの学校を見ることで自分に合った学校が自然と見えてくるかもしれません。 地理的な条件で学校の選択股が少ない人も沢山いらっしゃいますが、落胆することはありません。 トリミングスクールはあくまで基本的な技術取得と割り切り、応用は卒業して職場で学んでも決して遅くないし恥ずかしい事ではありません。 トリミングスクール情報 トリミングスクール選びのポイント |