トリミングサロンの日常や、サロン内だけではなく外の部分で努力していることや弊社の強みなどをご紹介致します。
投稿日時 : 2019-10-25 09:40:32 (1064 ヒット)
<被災直後のトリミングサロン>
こんにちは。
Fun Place 金原です。
記事化が遅くなり大変恐縮ですが、当時のことを振り返りながら、
”西日本豪雨被災のためにできること vol.4(最終章)”
お伝えしていきます。
私たちが今回、岡山県倉敷市真備町を訪問した理由、
1つは既にお話させていただいた"わんにゃんデイケアハウス"。
それともう1つありました。
それは先の記事で自宅が被災された夫婦のグルーミングサロンの復帰サポート。
ある日、代表牧野の元へ連絡がありました。
「被災した、あるペットサロンの復興に何か協力してもらえないか」
その情報を得た私は「やりましょう」
うんもすんもなく、会社のどうこうとか考えず。
社長も一言、「だな。」
最初はすぐに応援したい一心で、
「あれもしたいこれもしたい、トリミングをするにあたり必要なことはしてあげたい」
という気持ちが先走りそうになりました。
いや、そうじゃない。
ありがたいはいいけどありがた迷惑はダメだ。
先方が求める物だけを提供することに落ち着き、
ドッグバスやドライヤー、テーブル等々、、
頼まれたものを積み岡山へ出発しました。
真備総合公園で合流し、
ご自宅前で被災当時の話を聞き、
その後、グルーミングサロンへ。
こちらはグルーミングサロンTiaraさん。
中に入ると浸水した高さがくっきりと残っています。
Tiaraさんはペットホテルもやっていますが、
幸いにもちょうどこの日だけはホテルの予約が入っておらず(前日までと翌日以降で予約が入っていたそうです)
店内でお客様のわんちゃんの身に何か起こることはありませんでした。
業務に必要な備品もろもろは全て浸水して使えない状態に。床一面が土砂に埋もれた中から何とかシザーを取り出すことができ、すぐに研ぎに出し、使える状態に戻したそうです。
お店を経営されているご夫婦ですので、
お客様は今か今かとお店の復活を望まれています。
すぐにでもグルーミングを再開させたい一心で復旧作業をされていました。
お店の近くである建物の一角を使えることになったそうで、そちらにわたしたちが持ってきた備品を運び入れました。
ドッグバスやドライヤーと言えども、
わたしたちが寄付できたものも中古品です。
勿論使うにあたり支障が出るようなものではありませんが、立派な物ではありません。
それでもご夫婦は「すごい!!嬉しい!!」と大変喜んでくださいました。
そして涙を浮かべながら「頑張ります!」
と。そこでお別れをしました。
その5日後、仮店舗開始のご連絡をいただきました(*^^*)
わたしたちは、今回のお話があった当初は、お会いしたことも顔も知らない方でしたので、どういう対応をさせていただいたら良いか迷う部分も正直ありました。
ですが、被災後1カ月でお会いし、
お辛い心境の中、当時のことを振り返りお話してくださったり、常に前向きに行動されてるお2人を見て、その迷いは吹き飛びました。
今回ほんの少しですがお役に立てたことは、
小さくまだまだこれから頑張っていかねばならない弊社にとっては今後の活力となり財産です。
Fun Placeという会社は、
「Fun Placeに関わる全ての人にとって楽しい場所でいられるように」という願いが込められています。
それは従業員やFun Placeをご利用いただいているお客様はもちろん、もっともっといろんな場所でそれを広げていけたら、「思いやる心」「有難う」を大切にする社員教育ができ、
従業員がもっとFun Placeで働いていることに誇りを持って日々の業務に務められるかもしれません。
そうなれるように日々精進してまいります。
最後に、ご主人がおっしゃった一言で、
本件について完結とさせていただきます。
これから復興に向けて長い年月が掛かると思います。
僕らはこの町真備町が大好きなので、しっかりこの町を見つめて行こうと思います。