トリミングサロンの日常や、サロン内だけではなく外の部分で努力していることや弊社の強みなどをご紹介致します。
投稿日時 : 2018-10-30 11:32:55 (1424 ヒット)
わんにゃんデイケアハウス(倉敷市真備町 真備総合公園)
FUNPLACE代表の牧野&金原です
前回より、西日本豪雨の被災について少しずつ書いてます。
遅くなりましたが、今回は、最も大きな浸水被害を受けたとされる倉敷市真備町、その高台にある真備総合公園に設置された「わんにゃんデイケアハウス」について紹介します。
弊社FUNPLACEは、
被災地のボランティア団体さんより連絡があった8月初旬、愛知県より2台のトレーラーハウスを搬入しました。
当時は、30、40年ぶりとも言われる異常気象で全国的に35度以上の猛暑日が続いていましたので、とにかく断熱仕様とエアコンの効いた空間を提供したい一心で動きました。
少し時間を置いて、私達FUNPLACE本部が再び訪れた8/27、そこには倉敷市の保健所、獣医師会、動物愛護団体ボランティアさんらによる 「わんにゃんデイケアハウス」が運営されていました。
ここには、ペット保険会社さんのレスキュー車両や移動トリミングカーなどが集結していて、
診察は勿論、訪問した8月の時期に必要なケアと言えばやはりノミダニ、フィラリア予防。
これらだけではなく必要に応じた処方をしてもらえます。
またトリミングカーでは美容の必要なわんちゃんが利用できるようになっています。
そこに弊社トレハを2台設置、1台は犬用、1台は猫用として使用されました。
"なぜトレハを設置したのか?"
被災者の方々は日中、被災場の片付けや作業をしに外へ出ます。
避難所に置いていくわけには行きませんし、かといって愛犬を同伴させることも不可能です。
そこで空調調節のできるトレハを設置、1日預かり場所として稼働しました。
私たちが訪れた日は7〜8頭のわんちゃんが訪れていました。
外のフリースペースにいた大型雑種のわんちゃんは、
被災当時、外で繋がれていて浸水で溺れそうになってるところを、
何とか飼い主さんに訴え、
繋ぎを外してもらい泳いで隣の家まで逃げたそうです。
訪問当時は水にトラウマが残り、暑さ対策で水を周りに撒こうとするととても怒ると聞きました。
また猫ちゃんは飼い主様の元へ戻って来たというお話が犬ちゃんに比べて少ないそうですが、
公園の少し高い地形のところで猫会議の声が聞こえることがあるそうで、
戻らなくとも猫仲間で暮らしているのでは?というお話を伺いました。
実はこの日、ある方との待ち合わせもありました。
それはトリミングサロンを経営し、お店も自宅も被災してしまったご夫婦です。
被災当時のお話を現地で丁寧にお話してくださいました。
この内容は次回のブログでご紹介致します。
10月末の現在、夏が過ぎ、秋が来て、冬が訪れようとしています。
2つの季節を跨ぎましたがまだまだ復興作業が続く日々です。
直接ではありませんが、
トレハがほんの少しでも復興作業を行うにあたり、お役に立てれば幸いと願う日々です。
牧野&金原