トリミングサロンに限らず、どの商売でも共通するある力を身につけなければ、あなたがこれからトリミングサロンを経営しても絶対に成功はしません。
その一番経営者に必要なある力!とはなにかわかりますか?
トリミングのカットの技術力?違う。
人をうまく使う力?半分は正解!だけど違う。
カリスマ性?違う。
答えはマーケティング力(集客する力)です。
あなたが人通りの多い好立地条件に豪華な内装を作ったらお客様が勝手に集まってくると思っていないですか?
きれいなホームページを作ったからお客様が集まってくると思ってないですか?
いろんなトリミングの賞を受賞している高い技術と経験を持っているから、お店を開店さえすればお客様が殺到すると思っていないですか?
結論からいうとすべて間違っています。
商売というのはそんなに甘くはありません。
私のお店は駅の目の前にありますが、僕がお店を開店させてから2年が経った頃の話です。
新規でお店のすぐ近所に住むお客様が来店しました。
サービスにとても満足してくれ、今でも当店の常連のお客様ですが、そのお客様が始めて来店したときにいわれた言葉を今でも覚えています。
その言葉が、
「このお店最近できたの?近くにできてくれてよかった」です。
お店を出してから2年ですよ?
しかも毎朝犬の散歩や通勤でこの駅を使っているというのにですよ?
あなたならこの話を聞いてどう思いますか?
もうひとつ例を話しましょう。
ある人が、外人の接待をしたときに、日本料理やさんにつれていき、夏の風物詩である風鈴が心地よい音を奏でている閑静な個室で、宴も終盤で「風鈴が良い音ですね」というと、
外人は風鈴が今まで音を奏でていたのも、その存在すら気づいていなかったといいます。
この外国の人にとっては日常的に風鈴がない生活をしていたからこういったことが起こったのです。
人というのは自分が今までに経験したことや、興味のあることでしか今の世界を見ていません。
毎日あなたのお店の前を通っていても、ある人にとっては、あなたのお店なんて視界に入ってきていないのです。
僕のコンサルしているトリミングサロンで、閑古鳥が鳴いているトリミングサロンは、ほぼ間違いなく、マーケティング力(集客力)がないお店です。
どんなにあなたのお店がこだわりを持ったサービスを提供していても、どんなにあなたがトリマーとしての技術があったとしても、それを近隣のお客様へ認知させる力がなければ、お店は繁盛店にはならないのです。
広告を出したから、きれいな外観のお店を作ったから、きれいなホームページを作ったから、
それだけで安心していてはいつまでたってもお客様がこず、お金が尽きて閉店を余儀なくされます。
いろんな方法があるのでちょっとづつこのブログでマーケティングについては書いていきますが、これだけはいつも覚えておいてください。
「あなたが思っているほど、あなたのお店の存在を周りの人は知りません」
一回来店してからリピートが増えない理由にもこれが当てはまるのですが、あなたはもう大丈夫ですね。
いつもこのことを忘れない上で、どうしたらお客様に自分のトリミングサロンを認知させられるか?その方法を考えて行ってください。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございます。
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