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「ジェネラルグルーマー」社内トレーニングのレポート@GALLERY ARTESTA

カテゴリ : 
レポート
執筆 : 
 2013/4/3 16:04 閲覧 (14260)

2013年3月2日、GALLERY ARTESTAのオーナー菊池さんが提唱する「ジェネラルグルーマー」の社内トレーニング(カラーリング基礎)が開催されました。

今回は“カラーリング”がテーマとあって、現役の「美容師」で「トリマー」でもある菊池さんならでは視点で、まずはカラー剤(薬学)とカラー(色学)について学びます。単に“カラー剤”と言っても多種多様あるため、それぞれの性質を知り安全にカラーリングを行うことを目的としています。(=薬学)

次に「そもそもカラーとは何か?=(色学)」という内容です。
市販されているカラー剤の色同士を組み合わせると、どのような色になるのか?
毛色や毛質のパターンによって、カラー剤をどのように調合にすると目標とする色を出せるのか?という内容を科学的に学びます。


学科が終わったところで実践トレーニングです。人間用のマネキンを使い、犬の業界ではあまり馴染みのない技法(ウィービング/スライシング)でカラー剤を塗布していきます。まずは菊池さんのお手本。素早くリズミカルに塗布し、専用のアルミホイルで巻いていきます。


スタッフの方々も挑戦。慣れない作業のためか、最初は時間がかかっていたようですが、慣れてくると綺麗に早く巻けるようになりました。


カラー剤をバランスよく塗布する作業が難しいようです。


次に、実際の犬を使ってカラーを入れてみます。今回はパープルとブラックを組み合わせて3色のカラーを作り塗布します。塗布してからアルミホイルでラッピングした後、15分ぐらいでシャンプーへ。


シャンプーの際も色々テクニックがあるようです。洗い流したときに他の部分に色が移らないように、まずはラップを付けたまま“カラー剤を塗布した以外の部分”を濡らし、それからシャンプーをしていきます。


ドライヤー後の状態です。見る角度や毛のコンディションによって色が変化します。ハッキリとカラーが出ていないように見えるのは、塗布するために掴んだ毛束を、ピンコームを使って1~2mm単位でさらに細かい束に仕分けしてカラー剤を塗布しているためです。このテクニック(=ウィービング)を使うことで、コントラストや立体感をコントロールしたり、柔らかな印象を与えたり、あるいは色の馴染みを良くする事ができます。


最後に菊池さん曰く「カラーは出来上がりがある程度決まっている。だから(施術の前に)想像するのが大事」とのこと。つまり「結果的にこの色になった・・」では駄目で、最初に「この色を表現する!」と決めて取り掛かる必要があるという事。そしてその色を表現するためにはどうしたら良いか?カラー剤調合の割合は?部屋の湿度は?毛のコンディションは?放置する時間は何分?など色々な状況を想像し確実に表現できるようになる事が大事ってこと。

ちなみに今回の内容は「ゼネラルグルーマートレーニング」というプログラムを受講することで体験することができます。詳しくは General-Groomer Training Program をご覧ください。




 
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